個性と強みが際立つ「DS3 CABRIO」のポジティブなクルマ造りに共感!(その3)【等身大インプレ】

今回試乗したDS3  CABRIOは、シトロエンから独立した新ラグジュアリーブランド「DS」のエントリーモデル。

街中と首都高速を中心に約225km走り、燃費はハイオク指定で約15km/Lでした。特に燃費を意識した訳ではなく、トルクを活かして楽しみながら走りましたから、数値的には充分満足です。

エンジンは、1.2L直3とは思えないほどアイドリング時の振動もなく、力強いトルクを発揮してくれました。また6ATも滑らかな発進と変速で、試乗後に日本メーカーのアイシン製と聞いて大いに納得。ダウンサイジングターボと6ATの組合せは、非常に相性の良いことが確認できました。

ただDS3の1.2L直3ダウンサイジングターボは、トルクバンドが狭いためアクセルオンで回転を上げてもパワー感は薄く、アクセルオフでシフトダウンしてもエンジンブレーキが弱いため、6ATのマニュアルモードを駆使するタイプではありません。アクセルは煽らずATに変速を任せてゆとりの走りを楽しむクルマであり、そういう意味でもカブリオレはジャストマッチしていると実感しました。