日本メーカーは弱点を改善する「ネガティブ潰し」が得意技ですが、DS3 CABRIOでは「強みや個性を活かして、こういうクルマにしたい」というポジティブ志向を強く感じました。特に時速100kmまでならいつでもルーフを開閉できるオープン機能は、それこそ日傘感覚で手軽に使えるので、日常のカーライフを一変させてくれると思います。
また内外装には小粋なフランスのセンスが漂いますし、鍵付きの給油キャップやトランクの開閉機構などは日本車とは異なるロジックで、あらためて文化や考え方の違いを感じました。
最近国産車は、運転支援システムといった新機能や豪華化、また実需要の減少等の影響で価格が上昇中。その結果、相対的に輸入車に値頃感が出てきています。特にダウンサイジングターボには、日本特産のハイブリッド車とは違った走りの楽しみや個性があるので、クルマ選びの際には、是非輸入車も候補メニューに加えることをオススメします。
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