一線を画する存在感。300万円~350万円で買えるおすすめ最新車種【2017年版】

100万円以下からスタートし、100万円〜150万円、150万円〜200万円とオススメの新車を紹介してきましたが、予算300万円までなら人気のミニバンやSUVをはじめとした実用的な一台を買うことができます。

とにかくクルマが欲しいという方なら問題はありませんが、そういったモデルはやはり街中でも目にする機会は多く、なかには人と違った個性的なモデルを求めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、ちょっと予算を増やせば手に入れられる個性派モデルを紹介。見た目はもちろん、それ以外でも一線を画するモデルが揃っています。

■アウディ・Q2

知的でクールなアウディが“#型破る”をコンセプトに開発した「Q2」。コンセプト通り、複雑な面を組み合わせたことで立体的な造形となり、アウディの中でもカジュアル感強めの雰囲気を漂わせており、都会はもちろん自然の中でも映えるルックスです。また、インテリアはアウディらしく精巧で緻密なつくりであると同時に多角形と多面体を意識して立体感を強調し、これまでと一風変わった仕立てとなっています。

さらに驚くべきは、その価格。1.0L直3ターボ(116ps/20.4kgm)を積む「1.0TFSI」で299万円。ただし、ナビゲーションパッケージ(39万円)の装着は忘れずに。

■ルノー・ルーテシアR.S.

ルノーのモータースポーツを担うルノー・スポールが、F1で培ったノウハウを「ルーテシア」に注ぎ込んだのが「ルーテシアR.S.」です。

搭載する1.6Lターボは最高出力:200psを発揮。そのほかにもサスペンションにはHCC(インダンパーのハウジング内部にセカンダリーダンパーを組み込み、バンプストップラバーの機能を持たせることにより最適な減衰力を確保)を仕込み、ブレーキはフロントが320mmでリヤには260mmのディスクを採用。さらに回頭性を高めるR.S.デフを標準装備。サーキット走行を想定した強化が施されています。

価格は最上級グレードの「トロフィー」で329万円。最高出力が220psへアップするほか、クイックステアリングや専用タイヤ(ミシュラン パイロットスーパースポーツ)といった走りを際立たせる専用アイテムが備わっています。

■フォルクスワーゲン・ゴルフ

ここまで紹介した2台ほど個性的ではありませんが、「ゴルフ」も目を引く一台であります。スッキリと整ったデザインは国産のコンパクトカーとは一風変わった存在感を醸し出しており、直近のマイナーチェンジでさらにシャープに。シンプルながら惹き込むような存在感を漂わせています。

しかし、注目すべきはルックスよりも中身!!

操作系をスッキリとまとめたシンプルなインテリアには、メーターにはナビなどの映像を表示できる12.3インチ大型ディスプレイを配置したり、画面にタッチすることなくジェスチャーでオーディオを操作できるなど先進感が強調されており、その機能性は数あるコンパクトカーの中でも非常にユニーク。価格は「ハイライン」が325万9000円で、先述のメーターはオプションで17万2800円。

(今 総一郎)