最新軽自動車のおすすめ5車種【ジャンル別のクルマ選び】

ただ最近は、さらなる室内空間の広さを誇る“スーパーハイト系”の人気が高まりつつあります。このカテゴリーはあくまで“実用性”一本勝負。なかでも注目は「ホンダ・N-BOX」と「ダイハツ・タント」でしょう。 

「ホンダ・N-BOX」は2011年12月に発売されるや、ホンダ独自の“センタータンクレイアウト”により実現したミニバンに匹敵するほどの広々スペースを武器に、空前の大ヒット!! 軽自動車ブームの立役者といえる一台です。

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室内空間の広さもさることながら、デビュー当初からVSA(車両挙動安定化制御システム)を全車に標準装備するなど、他社に先駆けて安全性も追及されていました。

なお、今年2月には初のマイナーチェンジを実施。内外装デザインの変更に加えて、リヤウインドウの日差しに役立つ「ロールサンシェード」といった後発モデルにリードされていた快適性を強化。後席にはスライド機能だけでなく、新たに座面跳ね上げ機能が追加されました。

 

一方の「ダイハツ・タント」はファミリーからの支持がとくに多いのが特徴的です。その人気の秘訣は“ミラクルオープンドア”と称するスライドドアにあります。

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助手席側のBピラー(フロントドアとリヤドアの間にある柱)を取り除いたことで、大きな開口幅を実現。乗り降りに優れるだけでなく、チャイルドシートの設置やトランクに収まらないような大荷物の積み込みを楽々とこなせます。

また、車いすへの乗り込みにも配慮したモデルも用意するなど、介護用としても注目のモデルです。

ひと口に軽自動車といっても、クルマごとにデザインはもちろん走り味や機能には個性があることがお分かりいただけたでしょうか?

多彩な軽自動車の中から、日常の足として使う1台を見極めるには、自分のライフスタイルをしっかり吟味することが必要であり、またそれが奥深いのであります。

(今 総一郎)