復活の狼煙か?! 新生SUBARU BRZ GTが8位完走でポイントゲット!【SUPER GT 2015】

5月3日に決勝が行われたSUPER GT第2戦「2015 AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI GT 500km Race」。開幕戦の岡山ではめまぐるしく変わる天候に翻弄され、持ち味を活かしきれなかった#61 SUBARU BRZ R&D SPORT。

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晴れ渡った天候のなか行われた前日の予選では、ドライ性能が高いといわれるダンロップのスリックタイヤに期待が寄せられました。山内英輝選手がQ1に臨み、1分38秒173と9番手のタイムで予選Q1を通過。開幕戦ではQ1敗退を喫してしまったことを考えると、BRZの開発はかなり進んできたようです。

続くQ2は井口卓人選手のドライブで、1分37秒台へ入れるも、ストレートスピードで勝るライバルたちの後塵を喫し、最終的に10番手というポジションで予選を終了します。

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予選終了後、辰巳総監督は筆者とのインタビューで以下のように答えて下さいました。

cliccar(以下C)「予選の印象はいかがでしょうか」

辰巳総監督(以下T)「コーナーリング重視に寄せすぎたせいで、ストレートの伸びが足りなくなってしまったことは否めない。ただし、第3セクター(ダンロップコーナーから最終コーナーまでの区間)はトップより0.5秒速いので、そこは期待が持てる」

C 「ストレート重視に寄せればもっとポジションは上だったかもしれませんね」

T 「それはどうかな。エンジンパワーが足りないのは変わらないから」

C 「決勝でポイントになるところはどういったところでしょうか」

T 「とにかくタイヤとのマッチングだね。お互いを上手く引き出せるようなセッティングに全てがかかっているからね」

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この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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