意外と知らない電気自動車の歴史とは?

突然ですが、“電気自動車”は何年前に登場したと思いますか?

 電気自動車って、ここ数年に登場した“新参者”と思われがちですが、実はその歴史は長いのです。

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電気自動車のはじまりは1828年にハンガリーのアニオス・ジェドリックが発明した「small-scale model car powered by electric motor」と言われています。ガソリンエンジン車をカール・ベンツが発明したのが1886年なので、その半世紀も前に電気自動車は誕生していたというわけであります。

 ガソリンエンジン車と比べて、振動・音・臭いがない点やギヤチェンジが不要なことから、1900年頃のアメリカでの電気自動車のシェアは40%を占め、ニューヨークのタクシーはすべて電気自動車だったようです。

しかし、1904年に転機が訪れました。

ガソリンエンジン車がついに時速100マイル(168.2km/h)を記録。エンジンなどの改良に加えて、生産方式の工夫により実現した低価格によって多くの支持を集めはじめ、電気自動車はその姿を徐々に消していきました。