フォルクスワーゲン・ゴルフ7が日本デビュー! 初代デザイナーのジウジアーロも登場!!

世界の自動車の基準になるともいわれるフォルクスワーゲンのゴルフが7代目となって日本に登場しました。フォルクスワーゲン=民衆のクルマという名の通り、世界中で多くの人が乗るためのクルマとして、様々な環境対応、安全装置を「大衆車」クラスに初代から落とし込んできた普通だけれど最先端のクルマです。

VW Golf7_07

そして、発表会場には初代ゴルフのデザイナーであり、世界でもっとも多くの後世に残る車両を手掛けたと言えるジョルジェット・ジウジアーロ氏(写真右)、フォルクスワーゲングループのデザインの責任者であるワルター・デ・シルヴァ氏(同左)もゲストとして登場。司会進行約にデ・シルヴァ氏を元上司にアウディでデザインを手掛けていた和田智さんを迎えてのトークショーも行われました。

お二方とも、日本のきものや建物、生活やライフスタイルそのものが美しい。そのことはヨーロッパでも憧れの的なので日本のデザイナーはそれを信じてデザインを進めれば間違いない、とおっしゃってました。

日本に住んでいると当たり前のことが日本の良さだったりするものです。このような「巨匠」からそう言われると、少しうれしくなりますね。

世界を代表する車両とデザイナーに関係者も興奮するエキサイティングな発表会でした。

7代目の特徴はそのモジュール化がひとつの大きな特徴です。

グループ内で大きめのパサートから小さup!まで共用化できる部分を共用化し、より良いものを下のグレードにも採用でき、クオリティを高めつつ、コストアップにならない手法です。

最近のフォルクスワーゲンの流れである、排気量を小さく燃料消費は最低限に、ターボ加給でドライバビリティは損なわないダウンサイジング、レーダー等を用いた安全デバイスもクラストップレベルのものを装備しています。

それでいて価格は、1.2リッター+ターボのTSI トレンドラインの249万円から1.4リッター+ターボのTSI ハイラインの299万円まで。

これは従来モデルの6〜13万円ダウンと発表されています。

(小林和久)

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
続きを見る
閉じる