第7世代のVWゴルフにはサイドブレーキレバーがない!?

ベルリンの地で、ワールドプレミアを飾った新世代VWゴルフ。

2012年11月に発売開始予定、本国でのスタート価格は16975ユーロ(約170万円)と、Cセグメントとして突出して高価というわけではないようですが、このクラスであればインテリアのシート脇にあるべき、あるレバーが消えています。

それが、パーキングのためのサイドブレーキレバー。なんと、このクラスにして電子パーキングブレーキを標準にしたというのです。

その他、標準装備として、7つのSRSエアバッグ、エレクトロニック·スタビリティ·コントロール(ESC)、新しい衝突防止ブレーキ、オートホールド機能、クロスアクスルディファレンシャルロック、スタート·ストップシステムなどを備えているという充実ぶり。

新しい、ゴルフ7を発表するVW会長・マーティン·ヴィンターコルン博士が「新しいゴルフは、より安全で、より快適」と宣言したように、充実した装備を標準で備えている点でも、新世代のベンチマークといえそうです。

なお、最新の技術で生まれたディーゼル直噴ターボエンジンもセールスポイントのひとつ。ラインナップは、出力77kW(105PS)と110kW(150PS)の二種類。前者の燃費性能は3.8 L/100km(日本風にいうと 26.3km/L)で、二酸化炭素排出量はわずか99g / kmということです。
(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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