6際未満に義務づけられているチャイルドシート。JAFと警視庁が、2017年のチャイルドシート使用率のデータを公表しました。
2000年4月の義務化を機に大きく伸びていますが、ここ数年は70%を超えていません。装着率があまり上がっていないのは「セカンドカーなどへの載せ替えが面倒」、「祖父、祖母のクルマに付いていない」、あるいは違反して捕まっても「違反点数1点、反則金なし」という比較的軽微な罰則である点など、理由はいろいろあるでしょう。
また、年齢が上がるほどチャイルドシートの装着率も下がっています。
しかし、子どもの命は何物にも代えられませんから、チャイルドシートをきちんと選び、正しく装着したいものです。国土交通省では、チャイルドシートの啓蒙ビデオを公開しています。
動画では、チャイルドシートに乗せない理由として、「子どもが嫌がる時や短時間の場合」や「レンタカーや実家にはない」などを上げる人が出てきますが、動画では「買い物」、「訪問」、「通学通園など」という短時間の移動中に事故に遭う可能性が半数を超えていることを紹介。
考えてみればチャイルドシートが必要な時期では、こうしたクルマの利用シーンが多いはずですから、事故に遭ってしまうケースも日常のカーライフにこそありそうです。
私も子どもが2人いますが、チャイルドシートに座るのを嫌がる場合もあります。このような時に抱っこして移動してしまう人もいるかもしれませんが、動画では20km/h程度でも子どもを抱っこしたお母さんから床に転がり落ちてしまいます。さらに速度が高まれば後席から前席に吹っ飛ばされてしまったり、車外に放出されてしまったりする可能性があります。