チャイルドシートの選び方は、体重、身長を目安に、乳児用、幼児用などから適切なものを選択します。乳児用には後ろ向きに座らせるシートタイプ、横向きのベッドタイプなどがあります。
また、6歳を過ぎても身長140cm以下の場合は、通常のシートベルトが正しく機能しない可能性が高いのでジュニアシートを使用しましょう。
なお、数多くのチャイルドシート、ジュニアシートが販売されていますが、国土交通省の安全基準をクリアしているのを選ぶことが重要です。
最近問題になっているのが、ネット通販で出回っている安全基準を満たしていない粗悪品。安全基準を満たしたチャイルドシートと、適合しないチャイルドシートの比較も動画で確認できます。
また、購入時には、愛車とそのチャイルドシートの相性が合っているか(適合しているか)もチャイルドシートメーカーなどのホームページなどで確認できるほか、購入前にお店で試しに装着するのがオススメ。
せっかくチャイルドシートを使っていてもミスユースも多く、JAFと警察庁の調べでは、ミスユースが6割近いという現状が何年も続いています。最近のクルマにはISOFIXと呼ばれる取付装置が付いていますから(2012年7月以降の新車に義務化)、誤った取付やしっかり固定できていないなどのミスユースを減らせるISOFIXで装着するのがベストでしょう。
また、幼児用ベルトにねじれや体格に合わないなどのミスユースも多く見られるそうです。「チャイルドシートの正しい選択」、「正しい装着」、「正しい乗せ方(幼児用ベルトの緩みなどがないか)」の3つを意識したいものです。
(塚田勝弘)