アクセラのマイナーチェンジで社長登壇の発表会を行うマツダの思いは?

通常、お金がかかる新車発表会は今までになかった新型車や、4年以上かけて開発してきたフルモデルチェンジの車両に対して行うのが通例です。しかも、自動車メーカーの社長が登場するのは「おー、力が入ったクルマなんだな」と勝手に邪推したりしています。それが利用料金が半端なさそうな高級ホテルなどだとなおさらです。

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ところがマツダは今回、アクセラの「マイナーチェンジ」で小飼雅道社長が登場する新車発表会を行いました。場所は、高級ホテルではなく、自前のR&Dセンターではありますが。

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小飼社長は、

マツダの新しい商品改良への取り組みを知っていただくために開催します。CX-5以降スカイアクティブと魂動(KODO)デザインのニューモデルを発表してきたが、ジェネレーション2の開発を進めている。そのあらゆる次世代技術の要素を前倒し採用しています。
新技術を迅速に採用し、商品価値を高めることで、販売台数、収益性を高め質の高いステージへと進みたい。20160714Mazda AXELA mc_057

とスピーチ。第2世代の技術、デザインは進んでいるが、採用できるものはどんどん、マイナーチェンジのタイミングでも採用して進化させている。それによって買い替えの需要にも対応していくということです。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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