アクセラのマイナーチェンジで社長登壇の発表会を行うマツダの思いは?

 

こういった背景には、グローバルでは堅調なものの国内販売の前年割れが続いている事実もあります。昨年は、5月にロードスターを投入しましたがこれは大きな台数を見込む車種ではなく、その前の2月にCX-3を投入して1年半くらい新型車の投入がないことも原因です。

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かといって、以前のような販売奨励金、すなわち値引きに頼る台数増をすれば、結果的にクルマの価値を下げることに繋がります。そこで、クルマ自身の価値を上げる新技術投入による商品改良をやっていくことで、お客さんに喜んでもらえるクルマ作りを続けるということでしょう。

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これは、大幅な改良を行いグレードの高い商品にシフトしたCX-5やアテンザの販売結果の実績からも見えてくるようです。

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もちろん、ファミリアから続くアクセラ(輸出名マツダ323)がマツダの販売台数の3分の1を占める、まさしく屋台骨を支える一台であることからも、失敗できない意気込みを感じます。

新型アクセラの国内月販目標は平均で2500台、グローバルでは昨年並みの45万台が必達目標とのこと。

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パッと見には大きく変わったと見えないが中身を充実させた大幅改良のマイナーチェンジ、他社が運転の自動化に向かっているとも見える中で、ドライバーが積極的に運転することを前面に打ち出した商品力がどのようにユーザーに響くのか注目されます。

(clicccar編集長 小林 和久)

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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