毎年恒例のメディア対抗ロードスターレースが茨城県の筑波サーキットで9/4に開催されました。
このレースは自動車メディアがマツダが一括管理するロードスターを使い、4,5名のドライバーで4時間の耐久レースを戦います。
今年の大きな変更点は、ND型ロードスターが発売された事で、使用する車両もNC型→ND型にモデルチェンジ。搭載エンジンの排気量が2Lから1.5Lに縮小された事もあり、燃料の使用量が昨年迄の90L→70Lと20Lも削減されました。
また、国内各自動車メーカー(マツダ・トヨタ・ホンダ・スバル・三菱・日産)の主査だけでドライバーが構成されたSP主査連合(No.05)チームが参戦しました。
マツダ・ロードスターの山本 修弘主査をチームリーダーとして、トヨタ・古場 博之氏、ホンダ・山中 恭子氏、三菱・松井 孝夫氏、スバル・森 宏志氏がドライバーとして、マツダ・石川氏と日産・永井 暁氏以下3名はメカニックとしての参加です。
こちらの方々、車を作るだけではなくレースに参戦されている方も。
トヨタの古場氏は「86&BRZレース」という今もっとも人気のある=最難関のレースに参戦する強者。チームはレースの前に夜な夜な作戦会議を繰り広げていた?やる気満々です。
このレースの特徴は、出場者のレベルが、元F1ドライバー片山右京選手から今回のためにA級ライセンスを取得された方まで幅広い事。
結果としてレース中のコースアウトも起きやすく、毎回救出の為のセーフティーカーの出動が複数回有ります。コースの全長が短い筑波サーキットでは、ピット出口がクローズになる時間も長く、上位進出にはこのタイミングを上手く使う事もポイントです。
今回のメインイベントは4時間耐久レースですが、同時にロードスターのみで争われる「パーティーレース」や、自分の愛車をタイムアタックを行う「マツダファン・サーキットトライアル」が開催されました。どちらもJAFの公認競技ですが、マツダ車であること以外は幅広い参加者を募っているので、オートマチック車も沢山参加しています。
大きな発表はありませんでいたが、会場ではロードスターとデミオのモータースポーツベース車両が発表(デミオ写真は春のMSJのもの)されたり、NA、NB,NCの歴代ロードスターの展示やライブ、地元ヒーローショー、そして乗馬クラブとの提携でポニーの乗馬体験が行われていました。