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■専用クリーニングカードもあり、貸してくれます
ETCゲートを通過しようとしてゲートに進入したもののゲートが開かずバーに接触してしまった……後続車がいた場合などは周囲に迷惑を掛けてしまったことも含めてなんとも、落ち込んでしまうものです。
●ETCゲートが開かないのはなぜ
ETCゲートが開かない原因はさまざまです。まずカードが入っていなければゲートは開きませんし、カードの挿入方向が間違っていても開きません。また、カードの有効期限が切れているといった状況でもゲートは開きません。しかし、ちゃんとしたETCカードを入れている、有効期限もまだ先……という状況でもゲートが開かないことがあります。
●カードや車載器に汚れがあるとETCゲートが開かないことがある
ETCカードにはICチップが備えられています。このICチップと車載器の接点でデータをやりとりしているのですが、チップの表面や車載器の接点が汚れているとデータのやりとりができずにETCゲートが開かないのです。
この場合、ETCカードはクロスなどで拭くことで汚れを落とすことができますが、車載器はそうはいきません。何度かカードを出し入れすることで汚れが解消されることもありますが汚れを落としておかないと、次のタイミングでゲートが開かない可能性もあるのでちょっとビクッとしてしまいますよね。
●車載器の汚れを落とすカードが高速道路のSAにあることも
ETC車載器に付いた汚れは専用のクリーニングカードを使って落とすことができます。クリーニングカードは500~1000円程度で購入することができますが、個人ではあまり頻繁に使うものではないので、買うのもちょっともったいない気がします。もちろん、タクシー会社などの事業所であれば購入しておいて損はないでしょう。
ではどうすればいいか? じつは高速道路のサービスエリアなどでレンタルしていることがあります。どのサービスエリアに備えられているか? は公開されていないようですが、サービスエリアに立ち寄った際には、インフォメーションでクリーニングカードの有無をたずねてみるといいでしょう。
(文/写真:諸星陽一)