2月4日、神奈川県横浜市にある日産自動車横浜工場ゲストホール・エンジンミュージアムで「オートモデラーの集いin 横浜」が開催されました。
「オートモデラー」とは、「自動車やオートバイの プラモデル」を作る人たちのこと。タイトルの通りに、そうした制作者たちが集って交流を楽しむという会です。
主催者いわく、「展示会はたくさんあるのですが、そういうものは出品者と来場者がハッキリと分かれているし、また来場者も多くて交流どころではありません。また、展示会は個人で参加できるものがほとんどないんですよ」とのこと。それに対して、この「オートモデラーの集い」は、事前申し込みなし、個人OKとして、のんびりとしたサロン的な交流を目的にしているそうです。もちろん展示も見学も0円です。
ちなみに、こうしたイベントの元祖は20年ほど前に東京でスタートし、静岡や名古屋にも広がりましたが、いつのまにか東京版がなくなってしまったとか。つまり、今回の横浜の集いは、久しぶりの関東での復活という意味あいがあるそうです。
会場は、日産エンジンミュージアムの講堂です。そこに10ほどのテーブルが用意され、それぞれに数十ずつの作品が無造作に置かれています。実のところ、僕は小学生のころこそ、一生懸命にプラモデルを作りましたが、それ以降はトント離れてしまっています。なので、ぼんやりときれいなもんだな~と眺めていたんですけれど、作った人に説明を聞いたら驚くことばかり。
キットのない製品を一から作った作品~、つまりなにもないところから市販キットのような完成度まで上げたもの。市販キットをベースにしたけれど、カスタムしまくって、ぜんぜん元と違うものにしたもの。塗装の技術が非常に高く、プロはだしのもの。というか、本業がモデラーというプロが何人もまじっていたのです。そりゃあレベルが高いですよね。
途中で何かアトラクションがあるわけもなく、まったりと作品を見ながら、同好でモデル談義で盛り上がる雰囲気は、車のオーナーズクラブのミーティングと同じノリですね。
主催は、日産自動車関連会社内の同好会である日産テクノモデラーズクラブと日産工機モデラーズクラブ。協力はS.E.M.湘南モデルカー愛好会。毎年春の恒例行事になればいいな~と言ってました。
<鈴木ケンイチ>