あの幻のNSR500:NV0Aが再販!?…素材はレジン!

今から30年程前、2本のバイク漫画をきっかけとしたバイクブームがやって来ます。夏休みに入りたてに開催される世界選手権の鈴鹿8耐(鈴鹿8時間耐久ロードレース)には決勝日に15万人を超える人が押し寄せました。今の様なスタンドはグランドスタンド周辺しかなく、1コーナーの先には伊勢湾がはっきり見えました。(“バリバリ伝説”に有名なシーンが有りますね)トイレも少なく、売店の食べ物と云えばタコ焼きと焼きそばばかり。今のF1でしか鈴鹿に行かない人には信じてもらえない時代が有りました。そんな鈴鹿サーキットに8耐の次にやって来た世界選手権がロードレース(バイク)の世界GPで’86年の事。その時の雨の鈴鹿のウイナーが昨年もてぎのモトGPに来ていたランディーマモラ選手でした。そして、私の最初のライディングヒーロー、フレディ・スペンサーは最後のグランプリ優勝を飾った後でした。

そのHONDAのエース、フレディがYAMAHAのワークスライダー達と初めて直線でも競えるマシンとして手にしたのが’84年に投入されたNSR500:NV0Aでした。

NV0Aの動態保存はこの1台だけだとか。

こちらのマシンについてはRACERS Vol.8「’84 NSR500」に詳しいのでこちらを是非ご一読ください。

説明不要のカッコいい表紙と、ディープな内容のRACERS

この本の中で紹介したNV0Aの模型はモデルファクトリーHIROのレジンキットがほぼ唯一のキットでしたが、掲載された頃にはほぼ品切れ。問い合わせをして涙を飲んだ方も多かった様です。一部では本物同然の幻のキットと呼ばれていたとか、いないとか。

こちらがレジンのNV0A

レジンキットは再生産の際には型から起こし直す=容易に追加生産が出来ないのですが、今回HIROさんではこちらの再生産が検討されています。金属キットは云うに及ばず、プラモデルですらまったっく比較にならない精密な出来上がりを手にできます。(…但し、キットなので腕は最低限必要ですよ。)

只今モデルファクトリ―HIROのHPでは只今、リクエストを受け付けています。注文数がまとまり次第、再生産にかかる…と云う訳には行かない(現在1/12ロータス79を好評生産中の為様ですが、3月頃に検討中の様です。リクエストはトップページより。
先にも書きましたが、レジンキットは再生産が容易ではない為、次回が無い可能性も高いです。RACERSを見てNV0Aが欲しいと思われた皆様、今がチャンスです。国内ではほとんど走らなかったNV0Aを手に入れるチャンスです!因みにRACERSのバックナンバーはバイク用品屋さんやホビーショップで買うのが穴場ですヨ。

RACERS Vol.8のHPはコチラ(三栄書房HP)
モデルファクトリ―HIROのホームページはコチラ

(川崎BASE)