ヒョンデ「アイオニック5N」に600馬力超のブランド最強スペック登場! 発表直前情報を入手

■立体的かつアグレッシブなフロントエアインテーク形状が露出

ヒョンデは今週、2023年7月13日(現地)から開催予定の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にて、電動ホットハッチ「アイオニック5N」のワールドプレミアを予定していますが、直前にフルヌード姿を捉えました。

ヒョンデ アイオニック5N 市販型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ アイオニック5N 市販型プロトタイプ スパイショット

これまで暗闇に映るティザーイメージがリリースされていますが、白昼、これほどディテールが露出したのは初めてです。

ヒョンデ アイオニック5N 市販型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ アイオニック5N 市販型プロトタイプ スパイショット

プロトタイプのボディはローダウンされ、よりハードなサスペンション設定を備えています。またそのフロントエンドには、大きな中央インテークと、下部にはよりスリムなセカンドインテークが配置、両サイドには立体感のあるエアカーテンも備えています。

足回りには、少なくとも18インチのホイールを備え、薄型タイヤが装着されているようです。現在、後輪のみに赤いブレーキキャリパーが装着されていますが、市販型ではフロントにも同色のキャリパーを期待したいです。

後部では、リアバンパーにブーメラン型の開口部があり、これは後輪の前方にある通気口に空気の流れを導くシステムと思われます。これらが、単にスポーティな外観を与える偽のプラスチックのコンポートではなく、実際に機能的な目的を果たすことを願いたいものです。

このプロトタイプは、本格的なNカーであるため、もちろんハンドリングのアップグレードだけではありません。このクルマに動力を供給するのは、最高出力608psを発生する高出力デュアルモーターパワートレインで、ブランド最強モデルとなります。おそらく、同じ「E-GMP」プラットフォームを搭載した、起亜「EV6 GT」に搭載されているデュアルモーターAWDセットアップのバージョンを流用すると推測されます。

このパワートレインに合わせて、クルマのサウンドに少しアレンジを加えています。シミュレートされたエンジン音は、ICEオーナーにとってなじみのあるものでありながら、明らかに電気的な音も多少残しているといいます。エンジンの音色に加えて、サウンドも人工的にシフトダウンやエンジン音を再現、コクピット内で感じられる振動までリアルな感覚を提供することを目指しているようです。

アイオニック5Nのワールドプレミアは、7月13日に予定されています。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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