■ステランティスの「CMP/eCMP」アーキテクチャを採用
シトロエンが現在開発中のエントリークロスオーバーSUV「C3エアクロスSUV」次期型プロトタイプをカメラが捉えました。

C3エアクロスSUVは、これまでに世界市場で約40万台を販売、近年のシトロエンで最も成功したモデルの1つです。現行型は2017年に導入されており、これが6年ぶりの世代交代となります。

厳冬のスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、厳重にカモフラージュが施されていますが、従来のモデルよりも強くエッジが効いているように見えます。
フロントエンドには、C4に似た分割されたヘッドライトを配置、エアインテークが拡大されています。
ボンネットは長くなり、よりSUVらしく見えますが、それもそのはず。
次期型では全長が約4,300mmになると予想されており、B-SUVセグメントのトレンドに従って現行世代の4,150mmを大幅に上回ることになります。この変更により長さ4,360mmのC4に非常に近くなりますが、長さ4,510mmのC5エアクロスとはボディ格差は維持されます。
側面を見ると、箱型のフェンダーは以前よりも目立っているように見え、ホイールベースは明らかに引き伸ばされているほか、角度のついたウインドウラインも確認できます。
足回りには、前回と異なるファンキーなホイールを装着していますが、おそらく仮コンポーネントと見られます。またリアエンドは現行型よりボクシーなイメージです。

第1世代のC3エアクロスは、オペル「クロスランド」と並んで、古い「PSA PF1」アーキテクチャに基づく唯一のステランティスB-SUVとなっていますが、次期型ではついに新しいプラットフォームに移行。ステランティスグループのプジョー「2008」、オペル「モッカ」「DS 3 クロスバック」らと「CMP/eCMP」を共有します。
パワートレインでは、ステランティスの新しい1.2リッターターボチャージャー付きマイルドハイブリッドガソリンエンジンが搭載される予定のほか、シングルモーターを使用したフルエレクトリックの「e-CエアクロスSUV」が登場する可能性が高いとみられます。
C3エアクロス次期型のデビューは最速で2023年内、遅れれば2024年前半になるでしょう。