ヤマハの電動スクーター「E01」がマラソン大会で活躍。移動ツールや広報車として活用

■電動スクーターならではの利点を実感

ヤマハ発動機の「E01」は、原付二種クラス(125cc以下クラス)の電動スクーターで、3ヵ月間のリース(実証実験)も行われています(現在、一般販売は行われていません)。

2022年11月20日(日)、静岡県磐田市で「第25回ジュビロ磐田メモリアルマラソン」が3年ぶりに開催され、「E01」10台が大会関係者の移動手段として活躍しました。

ヤマハ発動機 E01
「第25回ジュビロ磐田メモリアルマラソン」で活躍した「E01」

今までも電動スクーターの「EC-03」やフロント2輪の原付二種スクーター「TRICITY125」などが先導車として提供されていましたが、「E01」が同大会で提供されたのは初となります。

「E01」は、原付二種クラススクーターとしての実用性が追求された電動スクーターで、都市部の使用に適したシティコミュータとしての性能を有しています。

さまざまな場面で使われることで、原付二種クラスEVでのニーズを探り、また電動スクーターの認知向上に結びつくことを狙い、主催者である磐田市スポーツ協会に10台の「E01」を貸与。

ヤマハ発動機 E01
先行車として活躍した「E01」

大会当日は、10台の「E01」のうち、5台を磐田市スポーツ協会職員が使用し、会場周辺の駐車場を行き来する警備担当者や大会オフィシャルカメラマンの移動ツールとして、また3kmコースの先導車として活躍したそうです。

残り5台をヤマハ発動機の社員ボランティアが乗って、ランナーがやってくることを知らせる先行車として走ったり、救護班の医師や看護師、撮影スタッフを乗せて要請場所に出動したりするなど、大会運営をサポート。

実際にE01をタンデムで使った撮影スタッフは「E01は、モーター駆動で静かなので、走行中も普通に会話できるのはいいですね。その角で止まって欲しいなど、撮影したい場所やタイミングをお願いしやすかったです」と、電動スクーターならではの利点について触れています。

ヤマハ発動機 E01
救護班も「E01」で移動

同じくタンデムで移動した医療関係者談は「乗り心地が良くて音も静かなので、走行中の会話もスムーズにできました。規制中の道路をもう少しスムーズに走ることが認められれば、二輪車の機動力がもっと活かされるはずです。次回の大会でもバイク移動の救護班があればぜひ参加したいです」とコメント。

同社のボランティアで救護班担当をした方は、「E01は取り回しやすいのにパワーもあって乗りやすいですね。後ろに乗った方が、バイクって楽しいと喜んでいましたので、バイクの魅力を伝える機会にもなりました」と手応えを語っています。

同じく同社のボランティアで、撮影班担当者は、「少しでも地域貢献になればと、ボランティアで参加しました。ランナーの邪魔にならないように、それでいて撮影される方の希望に沿って走るのは大変でしたが、E01は低速時のパワーがあり、車体の安定性も高く、風が強かったけれど安定して走行できました」と扱いやすさを実感したようです。

ヤマハ発動機 E01
タンデム走行でも活躍

先行車担当の社員ボランティアは「まもなくランナーがやってくることをお知らせする役割でしたが、バイク頑張れと沿道の子どもたちが応援してくれて、うれしかったです。マスク越しの応援や皆さんが振る旗のシャカシャカした音がよく聞こえたのも電動だからこそ。電動バイクに興味を持って見ていることも伝わってきました。手本になるような走行を心がけましたので、少しでも電動バイクの良さをアピールできたと思います」と、E01の可能性を再確認したそうです。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘

塚田勝弘 近影
1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。クルマ、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。