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■新色のシルバーも設定し全3色展開
ホンダは、原付二種(第二種原動機付自転車)のレジャーバイク「CT125・ハンターカブ」に、最新の排出ガス規制へ対応させた新エンジン搭載の新型モデルを発表しました。
新型モデルはアウトドアテイスト満点の外装デザインはそのままに、令和2年排出ガス規制に対応させながらも、最高出力を向上させた新エンジンを搭載。
また、ニューカラーが設定されたほか、別売りの純正アクセサリーにウインドシールドなどを新たに追加して、ツーリングなどでの快適性の向上も図っています。
●1980年代のCT110をオマージュ
CT125・ハンターカブは、初代モデルが2020年に登場した、アウトドアテイストが満点の装備とレトロな雰囲気を持つスタイルが人気のモデルです。
スタイルは、1980年代に人気を博したトレッキングモデルの「CT110」を彷彿とさせるもの。オフロード走行にも対応するアップタイプのマフラーや、アップライトなハンドルバー、丸型一灯のLEDヘッドライトなどを装備します。
ベースとなったのはスーパーカブ・シリーズの125cc版「スーパーカブC125」で、123cc・空冷4ストロークOHC単気筒エンジンを搭載。低速から粘り強いエンジン特性と高い燃費性能を誇ります。
また、横幅409mm×前後477mmという大型サイズのリヤキャリアも装備。荷掛フックを4ヵ所に備えるなどで積載性が高く、通勤・通学といった普段使いから、キャンプやツーリングといったレジャーまで、幅広い用途に対応します。
●最高出力を8.8psから9.1psにアップ
その新型モデルでは、前述の通り新エンジンを採用。最新の令和2年排気ガス規制に対応させつつも、最高出力を8.8psから9.1psにアップさせ、特に低・中速域でより力強い走りを実現します。
ちなみに、燃費性能はWMTCモード値で63.7km/Lを実現。燃料タンク容量は5.3Lですから、カタログ数値上では1回の満タン給油で300km以上もの後続距離を誇ることになります。
また、リヤサスペンションには、5段階のスプリング初期荷重が調整可能なプリロードアジャスターを追加。ライダーの体格や荷物の積載量などに応じたセッティングを可能としています。
さらに、別売りの純正アクセサリーには、ウインドシールドやフロントキャリア、センターキャリア、サイドボックス(8L)などを追加。ツーリングなどでより利便性を向上させるパーツを新たに設定しています。
カラーバリエーションは、タフなアウトドアアイテムをイメージした「マットアーマードシルバーメタリック」を新設定。継続色の「グローイングレッド」「パールオーガニックグリーン」と合わせた全3色で展開します。
しかも価格(税込)は、従来モデルと同じ44万円。バイクのジャンルでも値上げするモデルが多いなか、値段据え置きというのもうれしいですね。
(文:平塚 直樹)