カワサキの250cc冒険バイク「ヴェルシスX250ツアラー」に新色採用。2023年モデルが最後?

■ニューカラー投入で10月15日(土)発売

カワサキモータースジャパンは、250ccのツーリングモデル「ヴェルシスX250ツアラー(VERSYS-X 250 TOURER)」に、新色を施した2023年モデルを発表しました。

カワサキのヴェルシスX250ツアラーに2023年モデル
カワサキ・ヴェルシスX250ツアラー

オンロードだけでなく、ちょっとしたオフロードも走れる高い走破性を持ち、冒険旅行が楽しめるアドベンチャーバイクのスタイルを持つのがこのバイク。

しかも、248cc・2気筒の扱いやすいエンジンなどにより、初心者からベテランまで、幅広いライダーに対応することが魅力のモデルです。

その新型は、新しいグラフィックなどを採用し、2022年10月15日(土)に発売予定なのですが、実はこのモデル、新車で手に入れられるのはこれで最後になるかもしれないのです。

●未舗装路でも高い安定性を実現

ヴェルシスX250ツアラーは、カワサキ製アドベンチャーモデルのフラッグシップ、1043cc・4気筒エンジンを搭載する「ヴェルシス1000SE」と同シリーズの軽二輪ツーリングモデルです。

シリーズ共通の「ANY ROAD ANY TIME(「どんな道も、どんな時も」といった意味)」というコンセプトによって開発されたのが、このバイク。

カワサキのヴェルシスX250ツアラーに2023年モデル
248ccのパラレルツインエンジン搭載

搭載する248cc・水冷4ストローク2気筒エンジンは、キャラクターに合わせたチューニングを施すことで、スムーズなパワー特性と低回転域での粘り強さを実現。

ロングストロークのフロントサスペンションとリンク式のリヤサスペンションは、軽量な車体と組み合わせることで、オンロードからオフロードまで、様々な路面状況で高い安定性を誇ります。

また、フロント19インチ、リヤ18インチのスポークホイールや、マルチパーパスタイプのチューブタイヤを装着。ジャンプなど、ハードなオフロード走行にはさすがに向かないものの、ストリートだけでなく、キャンプ場などにあるライトな未舗装路などでは、高い走破性を実現します。

さらに、パニアケースやエンジンガードなどのアクセサリーも多数標準装備。ツーリングをより快適に楽しむ事ができる仕様になっています。

●より冒険心をくすぐる新色を採用

その2023年モデルでは、ボディカラーに「パールマットセージグリーン×メタリックマットカーボングレー」を採用。カーキっぽいグリーンを施した車体色などが、より冒険心をくすぐる色調となっています。

カワサキのヴェルシスX250ツアラーに2023年モデル
カワサキ・ヴェルシスX250ツアラー

価格(税込)は72万6000円で、2022年10月15日(土)の発売予定です。

ちなみにカワサキは、公式ホームページでこのモデルについて「次年度モデル以降の国内導入予定はございません」というアナウンスも行っています。

カワサキのヴェルシスX250ツアラーに2023年モデル
多機能液晶スクリーンと組み合わせたインストゥルメントパネル

ヴェルシスX250ツアラーは、タイ生産のグローバルモデルなのですが、どうも日本で新車で買えるのは、この2023年モデルが最後となるようです。

販売終了の理由までは明かになっていませんが、恐らく年々強化される排気ガス規制などが関連しているのかもしれません。

ともあれ、購入を検討している人は、ショップへ早めに問い合わせた方がよさそうです。

(文:平塚直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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