フォードのスモールミニバン「トランジット クーリエ」の第2世代はフルEVも

■SUV「プーマ」と似たヘッドライトを装備だが、内部は専用グラフィックに

フォードが開発中のコンパクトミニバン「トランジット クーリエ」シティバン次世代型プロトタイプをカメラが捉えました。

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トランジット クーリエ 次期型プロトタイプ

初代となる現行型は2013年に発売、2代目に世代交代がなされます。

トルネオ クーリエとしても知られるトランジット クーリエは、フォードラインアップのトランジット/トルネオ コネクトの下に配置されています。

現行型は、ほぼ10年前にデビューしたフィエスタと同じプラットフォームに載っており、その次世代型がついに開発スタートしたようです。

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トランジット クーリエ 次期型プロトタイプ

捉えたプロトタイプは全体的にカモフラージュされていますが、現行型よりはるかに高いノーズを持ち、フロントエンドでは上下二段フロントグリルのデザインが確認できます。また「プーマ」に似たヘッドライトを装備、内部グラフィックは専用デザインに新設計さえています。

さらにコーナーエアインテーク形状などが見てとれ、内部のフォグランプがプーマと同じ位置に配置されていることもわかります。

側面からは、リアドアが延長されていることが見てとれることから、ホイールベースが延長されているようです。足回りではフィエスタの4つのラグと異なる5つのラグを装着しているほか、後部では微妙に異なるリアドアを装備しています。

次世代型ではプーマとプラットフォームを共有、来年からプーマと同じ工場でトランジット クーリエの生産を開始することを計画しています。パワートレインの詳細は謎ですが、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドなどが期待できるほか、遅れてフルエレクトリックバージョンが設定される可能性は高いようです。

トランジット クーリエ次世代型のワールドプレミアは2023年と予想され、EVは2024年に期待できるでしょう。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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