ロールス・ロイス初のフルEV「スペクター」の市販型コクピットを激写、車内はBMW風に?

■「レイス」とは異なり「Architecture of Luxury」アルミニウムスペースフレームを採用

ロールス・ロイスは現在、ブランド初となるフルエレクトリック2ドアクーペ「スペクター」を開発中ですが、その最新プロトタイプを捉えるとともに、キャビン内の撮影に初めて成功しました。

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ロールスロイス スペクター 市販型プロトタイプ

スペクターは、BMWのアーキテクチャに基づく「レイス」とは異なり、カリナン、ゴースト、ファントムと共有されている、「Architecture of Luxury」アルミニウムスペースフレームを採用する、同ブランド初のフルエレクトリックモデルとなります。

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ロールスロイス スペクター 市販型プロトタイプ コックピット

初めて捉えたコクピットには、フラットな3本スポークを備えるステアリングホイールを装備、円形レジスターなどSUV「カリナン」のレイアウトと一致していることがわかります。

また、BMWのカーブドディスプレイに似たデュアルディスプレイセットアップを備えているようで、おそらくBMW「iDrive8」インフォテイメントソフトウェアのロールスロイス専用バージョンを提供する可能性があると思われます。

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ロールスロイス スペクター 市販型プロトタイプ

エクステリアでは、同ブランドの特徴的なグリルを装備、直立したフロントエンドの両サイドには分割されたデュアルヘッドライトが配置されています。

後部ではロールスロイスの典型的な四角いテールライトのように見えるLEDが確認できるほか、複雑なディフューザーを装備、EVのためエキゾーストパイプは見当たりません。

EVスペックは、BMW「i7」と大部分を共有するとみられ、120kWhのバッテリーとデュアルモーターを搭載し、最高出力600〜650psを発揮、航続は700kmと予想されます。

スペクター市販型は、250万km (155万マイル) のテストおよび開発プログラムを終了した後、2023年内にワールドプレミアが期待されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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