トライアンフの「モダンクラシック」シリーズ11機種に新色の2023年モデル登場。ストリートツインは新名称スピードツイン900に

■ストリート・スクランブラーはスクランブラー900へ

イギリスのバイクメーカー「トライアンフ」を扱うトライアンフモーターサイクルズジャパンは、ビンテージ感溢れるスタイルと現代風のアレンジが魅力の「モダンクラシック(Modern Classics)」シリーズ11モデルに、エキサイティングなニューカラーを施した2023年モデルを発表しました。

トライアンフのモダンクラシック10モデルに新色登場
スピードツイン900

また、「ストリートツイン(Street Twin)」と「ストリート・スクランブラー(Street Scrambler)」は、シリーズを象徴するボンネビル(Bonneville)ファミリーとの関連性や排気量をより明確に整理するために、車名も変更することを明かにしました。

●スピードツイン900(旧ストリートツイン)

トライアンフ・モダンクラシックシリーズのベストセラーモデル、「ストリートツイン(Street Twin)」が、今期から新たに「スピードツイン900(Speed Twin 900)」という名称となります。

トルクリッチなパワーとパフォーマンスに定評ある900cc・並列2気筒エンジンを搭載するこのモデルは、優美でビンテージバイク風のスタイルと優れたハンドリング性能に定評があるモデルです。

2023年モデルでは、新色の「マットシルバーアイス(Matt Silver Ice)」を設定。燃料タンクなどにシルバーとイエローのアクセントを加えたこのカラーは、より洗練されたイメージを演出します。

なお、従来からの「トライアンフジェットブラック(Triumph Jet Black)」「マットアイアンストーン(Matt Ironstone)」も継続販売。価格(税込)は113万8000円〜116万4500です。

●スクランブラー900(旧ストリートスクランブラー)

スピードツイン900と同様の900cc・並列2気筒エンジンを搭載、アップタイプのマフラーなどでオフロードモデル的スタイルが人気の「ストリートスクランブラー(Street Scrambler)」は、2023年モデルから「スクランブラー900(Scrambler 900)」の名称となって新登場します。

トライアンフのモダンクラシック10モデルに新色登場
スクランブラー900

新色には、「カーニバルレッド/ジェットブラック(Carnival Red/Jet Black)」と「マットカーキ(Matt Khaki)」を追加。クラシックな「トライアンフジェットブラック(Triumph Jet Black)」も合わせた3色展開となります。

価格(税込)は134万9000円〜138万8600円です。

●ボンネビルT100

1959年の初代「ボンネビルT120」以来続く、トライアンフ伝統のネオクラシックモデルがボンネビル・シリーズ。そのなかで、900cc・並列2気筒エンジンを搭載し、扱いやすいハンドリングと最新装備でモダンな走りを実現するのが「ボンネビルT100(Bonneville T100)」です。

トライアンフのモダンクラシック10モデルに新色登場
ボンネビルT100

その2023年モデルでは、初代T120のデザインをスタイリッシュに再現した美しい新色の「メリデンブルー/タンジェリン(Meriden Blue/Tangerine)」を設定。燃料タンクには手塗りのシルバーコーチラインがあしらわれ、メリデンブルーのサイドパネルとマッドガードも採用されています。

価格(税込)は131万9000円〜135万8600円です。

●ボンネビルT120/ボンネビルT120ブラック

1200cc・並列2気筒エンジンを搭載、往年の名車を思わせるシルエットとスタイルに、高級感溢れるモダンなフィニッシュをプラスしたのが「ボンネビルT120(Bonneville T120)」。

トライアンフのモダンクラシック10モデルに新色登場
ボンネビルT120

2023年モデルでは、手塗りのゴールドラインのディテールをタンクに施した新色「エイゲアンブルー/フュージョンホワイト(Aegean Blue/Fusion White)」を追加。スタイリッシュな「トライアンフジェットブラック(Triumph Jet Black)」、洗練された「コードバンレッド/シルバーアイス(Cordovan Red/Silver Ice)」もあります。

トライアンフのモダンクラシック10モデルに新色登場
ボンネビルT120ブラック

また、ボンネビルT120をベースに、各部をブラックアウト処理した「ボンネビルT120ブラック(Bonneville T120 Black)」では、燃料タンク全体に洗練された新しい「サファイアブラック/マットサファイアブラック(Sapphire Black/Matt Sapphire Black)」の配色を採用した新色を設定。「トライアンフジェットブラック(Triumph Jet Black)」と2色展開になります。

価格(税込)はどちらも162万4000円〜166万3600円です。

●スピードツイン1200

スピードツイン900の1200cc版が「スピードツイン1200(Speed Twin 1200)」。クラシカルなスタイルはそのままに、よりダイナミックな乗り味を体感できるスポーツモデルです。

トライアンフのモダンクラシック10モデルに新色登場
スピードツイン1200

その2023年モデルには、エキサイティングな新色「マットバハオレンジ(Matt Baja Orange)」を追加。燃料タンクには、「ストームグレイ/アルミニウムシルバー(Storm Grey/Aluminium Silver)」のグラフィックも施すことで、スタイリッシュな雰囲気も醸し出します。

カラーには、ほかにもクラシックな「ジェットブラック(Jet Black)」、印象的な「レッドホッパー(Red Hopper)」を設定。

価格(税込)は170万3000円〜172万9500円です。

●スクランブラー1200XE/スクランブラー1200XC

スクランブラー900の兄弟車で、よりパワフルな1200ccエンジンを搭載するのが「スクランブラー1200」。

トライアンフのモダンクラシック10モデルに新色登場
スクランブラー1200

ラインアップには、ベースモデルの「スクランブラー1200XC(Scrambler 1200 XC)」と、よりオフロードの走破性を高めた上級モデル「スクランブラー1200XE(Scrambler 1200 XE)」があります。

その2023年モデルでは、新色に「カーニバルレッド/ジェットブラック(Carnival Red /Jet Black)」を追加。燃料タンクにはカーニバルレッドをベースにジェットブラックのストライプを施すことで、より印象的な雰囲気を醸し出します。

ほかにも、洗練された「サファイアブラック(Sapphire Black)」、クラシックな「マットカーキグリーン/マットジェットブラック(Matt Khaki Green/Matt Jet Black)」も用意。

価格(税込)はスクランブラー1200XCが198万円〜、スクランブラー1200XEが211万8000円〜です。

●ボンネビル ボバー

1200cc・並列2気筒エンジンを搭載し、ワイルドなカスタムバイク風スタイルを持つのが「ボンネビルボバー(Bonneville Bobber)」。

トライアンフのモダンクラシック10モデルに新色登場
ボンネビル ボバー

2023年モデルでは、新色に「レッドホッパー(Red Hopper)」を追加。クラシックな「ジェットブラック(Jet Black)」、洗練された「マットストームグレイ/マットアイアンストーン(Matt Storm Grey/Matt Ironstone)」と合わせ、全3色で展開されます。

価格(税込)は184万4000円〜184万4000円です。

●ボンネビル スピードマスター

往年のブリティッシュカスタムを彷彿させるゆったりとしたスタイルと、トルクフルな1200cc・並列2気筒エンジンを搭載するクルーザーモデルが「ボンネビル スピードマスター(Bonneville Speedmaster)」です。

トライアンフのモダンクラシック10モデルに新色登場
ボンネビル スピードマスター

2023年モデルでは、新色に「コードバンレッド(Cordovan Red)」を設定。レッドの燃料タンクと、ジェットブラックのサイドパネルやマッドガードなどが、より洗練された雰囲気を醸し出します。

カラーバリエーションは、ほかにも「ジェットブラック(Jet Black)」と「サファイアブラック/フュージョンホワイト(Sapphire Black/Fusion White)」も用意。価格(税込)は184万4000円〜188万3600円です。

●スラクストンRS

カフェレーサースタイルを持つ1200ccツインマシンが「スラクストンRS(Thruxton RS)」。その2023年モデルには、新色に「コンペティショングリーン/シルバーアイス(Competition Green / Silver Ice)」を用意。

トライアンフのモダンクラシック10モデルに新色登場
スラクストンRS

「ジェットブラック(Jet Black)」と2色展開となり、価格(税込)は197万9000円〜201万8600円です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

平塚 直樹 近影

平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
続きを見る
閉じる