レンジローバースポーツ次期型、「SVR」は635馬力の噂

■「X5M」から流用されるBMW製の4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを流用

ランドローバーが、「レンジローバー スポーツ」新型を発表してから約1ヵ月が経過しましたが、その頂点に君臨する、「レンジローバー スポーツSVR」新型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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ランドローバー レンジローバースポーツSVR 次期型プロトタイプ

「SVR」は、ランドローバーの「スペシャルビークルオペレーションズ」によって手がけられ、傑出したハンドリングとパワーにより、ラグジュアリーとパフォーマンを異次元へと引き上げ、スリリングなパフォーマンスを提供してくれるブランドです。

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ランドローバー レンジローバースポーツSVR 次期型プロトタイプ

はじめて鮮明に捉えたSVRプロトタイプは、以前よりカモフラージュが削ぎ落とされ、ディテールが見えてきました。

フロントエンドには大型のコーナーエアインテークが初めて露出、新設計のグリル、LEDデイタイムランニングライトを装備しているほか、蜂の巣のような新ハニカムメッシュパターンのインテークも見てとれます。

足回りでは、初めて23インチホイールを装着、側面ではより深いサイドシル、後部では刷新されたルーフスポイラー、新設計されたリアゲート開口部やディフューザーを確認できますが、LEDテールライトはプレースホルダー(ダミーコンポーネント)でしょう。

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ランドローバー レンジローバースポーツSVR 次期型プロトタイプ

キャビン内は撮れていませんが、サイドボルスターを備えるフロントシート、より高級な張りのオプションを提供。運転モードも洗練され、最もスポーティな設定ではスポーツドライブが堪能できるでしょう。

市販型では、ベースとなるレンジローバー スポーツ同様「MLA-Flex」プラットフォームを採用。このアーキテクチャはより大きく、豪華なレンジローバー次世代型と共有し、内燃エンジン、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、さらには電動パワートレインに対応するほか、キャビンの騒音を低減するのにも役立つはずです。

SVR新型の動力は、BMW「X5M」から流用されるBMW製の4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンが搭載されると見られます。

最高出力615ps・最大トルク750Nmを発揮すると予想されますが、M5CSの635psに迫るとも噂されています。エンジンは高速シフトのオートマチックトランスミッションと全輪駆動が組み合わされ、4.5秒未満で時速100km/hに達し、最高速度は280km/h(電子制御)のパフォーマンスを持ちます。

レンジローバー スポーツSVR新型のワールドプレミアは、2022年内と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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