公開直前BMW2シリーズ新型M2のコックピット、新しいヘッドライトのデザインも明らかに

■ヘッドライトの内に向かって配置されたエアベントは本物か

BMWは現在、コンパクト2ドアスポーツカー「2シリーズ」に設定される最強モデル「M2」新型を開発中ですが、その最新プロトタイプをスクープ。ヘッドライトの新デザインが明らかになりました。

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BMW M2 新型プロトタイプ

カモフラージュは比較的軽くなってきましたが、最も注目すべきはヘッドライトの内に向かって配置されたエアベントです。

これまで見てきたプロトタイプは、通常の2シリーズクーペとは異なるヘッドライトユニットを持っているように見えましたが、その理由がついにわかりました。これが最終的なコンポーネントかどうかは断定できませんが、市販型に採用されれば、大きなデザイン革命となりそうです。

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BMW M2 新型プロトタイプ

それ以外では、大型のエアインテーク、幅広のフェンダー、アグレッシブなバンパーとサイドスカートを装備。後部では特徴的なMクワッドエキゾーストパイプがインストールされています。

初めて捉えたキャビン内には、巨大な湾曲したデュアルスクリーンダッシュボードディスプレイが確認できます。通常の2シリーズが持つ、ゲージクラスターとインフォテイメント用の2つの別々のディスプレイではなく、「i4」や「iX」にみられる、単一の湾曲したユニットが組み合わされているものです。同ブランド最新の「iDrive 8オペレーティングシステム」の搭載は間違いないと思われます。この最新レイアウトは、M2新型がデビューした後、2シリーズ新型にも採用されることになるはずです。

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BMW M2 新型プロトタイプ

パワートレインは、「M3セダン」や「M4クーペ」の3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンのディチューンバージョンを搭載。最高出力は410ps~420ps、M2コンペティションでは450ps~470psを発揮し、6速マニュアルと、8速オートギアボックスの両方が提供されることが期待されています。駆動方式は、後輪駆動となることはほぼ確定ですが、全輪駆動の「M xDrive」が提供されるか注目です。

M2クーペ新型は2022年12月から生産が開始される予定で、早ければ今後数日以内にワールドプレミアされる可能性もありそうです。

(APOLLO)

 

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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