インテRも復活? ホンダが15年ぶりにフルモデルチェンジした新型「インテグラ」の生産をスタート

■日本デザインの「インテグラ」を米国で生産

生産を開始した新型「インテグラ」

ホンダの米国法人が先頃市販モデルをワールドプレミアした新型「インテグラ」。

同社は5月5日、米・オハイオ州のメアリーズビル工場で新型の生産を開始したと発表しました。

ちなみに、日本でデザインされたインテグラが米国で生産されるのは初めてのこととなります。

Cピラーの角度を寝かせたリフトバック・スタイルを採用

同車はアキュラブランドのプレミアム・コンパクトスポーツモデルに位置付けられており、新型は6ライトウインドウを採用した5ドアのリフトバックスタイルを採用。

各種情報によるとボディサイズは全長が約4,719mm、全幅が約1,829mm、全高が約1,410mmでホイールベースが約2,736mmとなっています。

新型「インテグラ」のエクステリア

フロントマスクにはフレームレスタイプのダイヤモンド・ペンタゴングリルを採用しており、左ヘッドランプ下と右テールランプ下にそれぞれ彫られた“INTEGRA”のロゴが目を惹きます。

新型「インテグラ」のリヤビュー

また、LEDヘッドランプには、同社が「シケイン」と呼ぶデザインのDRLを内蔵。

一方、ルーフとボディサイドパネルは新型SUVのHR-V(日本ではZR-V)と同様、“レーザーろう付け技術”により結合されており、 シームレスな外観と強靭な車体実現に寄与しています。

●新型インテグラには「タイプR」が設定される?

パワートレインには、200hp/26.5kgmの出力を発生する1.5Lの直4 VTECターボエンジンを搭載しており、高剛性ボディやチューンされたシャシーなどの組み合せにより、爽快なスポーツ・ドライビングを実現。

新型インテグラ「A-Spec」に搭載の6MT

北米市場向けには、CVT搭載の標準モデルやスポーツタイプの「A-Spec」に加え、ADS(アダプティブ・ダンパー・システム)を装備した6MT仕様の「A-Spec テクノロジーパッケージ」が用意されています。

新型「インテグラ」のサイドビュー

新型インテグラは、2022年6月初旬にアキュラ販売店に導入予定で、米国での車両価格は約400~約465万円の設定。

6MT仕様がすでに存在していることから、インテグラが日本市場に導入された場合、兄弟モデルのシビックにまもなく加わる「タイプR」が同様に設定されるのかが、大いに注目されます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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