新型インテグラが200馬力 VTECターボ搭載で「復活」発売へ。インテRにも期待!

■16年ぶりにインテグラが米国で復活!

初代インテグラのエクステリア

1985年発売の初代モデルから2001年発売の4代目(~2006年)まで、20年以上に渡って販売されたホンダのスポーティモデル「インテグラ」。

2021年8月13日、同社が米国で展開するアキュラブランドが突如1枚のティザー画像とともに「インテグラ」の2022年初旬の復活を予告。さらに9月29日にリヤビューの一部を公開。

5代目インテグラのプロトタイプ

10月14日には6MT搭載モデルの存在を暗示する動画を公開した後、11月12日に新型「インテグラ」のプロトタイプをワールドプレミアして日本でも大きな反響を呼びました。

そして本年3月11日、ついに新型「インテグラ」の市販モデルを米国で発表しました。

6ライトウインドウを採用した新型「インテグラ」

16年ぶりに復活を果たした同モデルは、アキュラブランドのプレミアム・コンパクトスポーツモデルに位置付けられ、Cピラーを大きく傾斜させ、6ライトウインドウを採用した5ドアのリフトバックスタイルを導入。

フロントマスクにはフレームレスタイプのダイヤモンド・ペンタゴングリルを採用しています。

新型「インテグラ」のフロントマスク

左ヘッドランプ下と右テールランプ下にそれぞれ彫られた“INTEGRA”のロゴが目を惹くとともに、「ジュエル・アイ」と名付けられたLEDヘッドランプには、同社が「シケイン」と呼ぶデザインのDRL(デイタイム・ランニング・ライト)が組み合わせられています。

足廻りにはオプションで18インチ(235/40R18)や、アクセサリーで19インチのアロイホイールを用意。

●200hpを発生するターボチャージャー付きVTECエンジン搭載!

新型「インテグラ」に搭載の1.5L直4 VTECターボエンジン

パワートレインには、200hp/26.5kgmの出力を発生する1.5Lの直4 VTECターボエンジンを搭載しており、6速MTやCVT、高剛性ボディ、チューンされたシャシーなどの組み合せにより、スポーツ走行を堪能できる仕様になっています。

3種類の運転モード(コンフォート、ノーマル、スポーツ)が選択可能で、スロットル・レスポンスやステアリング・フィール、サスペンション硬度、CVTマッピング、ゲージの色付けなどを走行時のシチュエーションに合せて変化させることが可能。

新型「インテグラ」のインテリア(6MT仕様)
新型「インテグラ」のインテリア(6MT仕様)

インテリアには10.2インチのデジタルゲージディスプレイや8スピーカーによるプレミアム・オーディオシステムを搭載。

後席にはクラス最大のレッグスペースを確保するとともに、サイドエアバッグを標準装備。

アルミ製のボンネット・フードインナーにエンボス加工を加えるなど、衝突時に歩行者の頭部への衝撃を分散させるための工夫を施しており、新採用のシングルカメラは車両や歩行者、自転車を判別可能。

●日本で開発、米国で生産  “インテR”も復活?

新型「インテグラ」のスポーティなサイドビュー

新型インテグラは米オハイオ州メアリーズビル工場のアキュラTLX生産ラインで初の米国生産を予定。

新型「インテグラ」のリヤビュー

今回、新型インテグラのデザインを日本で行なったことを強調。今春に予定している納車開始に向け、3月11日から米国で受注が開始されており、車両価格は約350万円からとなっています。

6速MT仕様の存在から“インテR”の登場が期待されており、16年ぶりに復活を遂げる5代目インテグラの今後の展開が注目されます。

Avanti Yasunori

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【関連リンク】

新型アキュラ インテグラ
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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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