新型BMW M2、垂直スリットを配置した新キドニーグリルが特徴!

■M3から3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジン流用

BMWのコンパクト2ドアクーペ、「2シリーズ」の頂点に君臨する最強モデル、新型「M2」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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BMW M2 新型プロトタイプ

同社では、今後多数の「M」新型モデルを導入予定ですが、中でも新世代のM2クーペは、2022年に登場予定のガソリンエンジン車で最も期待されているプレミアムモデルの1台とされています。

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BMW M2 新型プロトタイプ

捉えたプロトタイプは、フロントエンドのカモフラージュがかなり削ぎ落とされ、フィンを備える大型のスクエアエアインテークや、シームレスに統合されたいくつかの給気口が配置されています。

キドニーグリルは完成されていませんが、最新情報によると、M2エンブレムが付けられる垂直スリットを配置、現行型より角張ったデザインが採用され、通常の2シリーズと差別化されるといいます。

また、M240iでは、フロントフェンダーとリアフェンダーの幅が広くなっていますが、M2ではよりワイド化されます。そのほかの変更では、ブラック仕上げの19インチマルチスポイラーホイールを標準装備。トランクリッドスポイラー、より際立つディフューザー、円形クワッドエキゾーストパイプが確認できます。

キャビン内では、「iDrvie8」を搭載するデジタルインストルメントクラスターと、インフォテインメントタッチスクリーンを収容する湾曲した1面ガラスパネルが配置されるほか、より焦点を絞ったコンペティションバリアントでは、カーボンファイバーバケットが採用予定です。

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BMW M2 新型プロトタイプ

パワートレインは、M3やM4から3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンのデチューンバージョンを採用。

最高出力は410ps〜420ps、M2コンペティションでは450ps〜470psを発揮し、6速マニュアル、または8速オートギアボックスと組み合わされます。駆動方式は、後輪駆動はほぼ確定ですが、全輪駆動の「M xDrive」が提供されるか注目です。

M2新型は2022年12月から生産が開始される予定で、今後数ヵ月以内に公式プレミアが行われると思われます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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