高速道路の「休日割引なし」期間がまたもや再延長!まん延防止等重点措置が明ける7月11日までに

■コロナ禍の影響で緊急事態宣言の解除後も適用外

高速道路の休日割引なし期間が7月11日まで延長
7都道府県に出される「まん延防止等重点措置」の影響で、高速道路料金の休日割引が適用除外となる期間が延長される

NEXCO3社(東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路)と本州四国連絡高速道、宮城県道路公社は、6月17日、高速道路料金の「休日割引」適用除外を、6月20日までから7月11日までに延長することを発表しました。

これは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を図ることを目的に、国土交通省からの依頼に応じ、各社が実施するもの。休日割引なしの期間延長は、今回で3度目となります。

●まん延防止等重点措置に対応

高速道路料金の「休日割引」適用除外は、当初は緊急事態宣言が発令された4月29日から5月9日までの期間でしたが、その後の宣言延長に伴い、5月30日まで、6月20日までと、今まで2度に渡り延長されてきました。

現在、10都道府県に出されている緊急事態宣言は、ご存じの通り、6月17日に、政府が沖縄を除く9都道府県について解除することを発表しています。ただし、東京や大阪など7都道府県については、まん延防止等重点措置に移行する方針を打ち出しており、休日割引の適用除外を延長する措置は、それに合わせたものといえます。

高速道路の休日割引なし期間が7月11日まで延長
休日割引が適用除外となる日(出展:NEXCO西日本)

なお、6月20日以降で、高速道路の休日割引が適用除外になる日は、2021年の6月26日(土)〜27日(日)、7月3日(土)〜4日(日)、7月10日(土)〜11日(日)の6日が追加されることになります。

主な対象道路は以下の通りです。

【NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO 西日本】
地方部の高速自動車国道および一般有料道路

※ただし、大都市部の高速自動車国道および以下の道路・区間は、今回の適用除外の延長に関わらず、休日割引の対象外。
京葉道路、第三京浜道路、横浜新道、横浜横須賀道路、首都圏中央連絡自動車道(茅ヶ崎ジャンクションから久喜白岡ジャンクションまでの区間)、名古屋第二環状自動車道(2021年5月1日〜)、京滋バイパス、第二京阪道路、第二神明道路、堺泉北道路、南阪奈道路、第二阪奈道路、沖縄自動車道本四道路

【本四道路】
神戸淡路鳴門自動車道、瀬戸中央自動車道、西瀬戸自動車道

【宮城県道路公社】
三陸自動車道(仙台松島道)

●割引はETCシステム搭載車が対象

ちなみに、休日割引が適用される場合の割引率は3割です。対象になるのは、ETCシステムを搭載していて、土日祝日に地方部の高速道路・本四道路を通行する軽自動車や普通車などです。

高速道路の休日割引なし期間が7月11日まで延長
休日割引と通常料金の例(出展:NEXCO西日本)

また、土日祝日の0〜24時の間に対象道路を通行する車両に限ります(NEXCOから本四道路に連続して通行する場合は、本四道路の出口料金所を土日祝日の午前0時から翌午前1時までの間に通行)。

緊急事態宣言は解除されるものの、依然として多くの都道府県で不要不急の外出を避ける必要があるため、今回の期間延長は、仕方がない措置ではあります。現在は梅雨の時期ですしね。

ともあれ、高速道路料金の休日割引は区間によってはかなりお得になりますし、早く気兼ねなしに、休日ドライブができる日が来ることを願いたいものです。

(文:平塚直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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