ホンダ・フィットが一部改良。コネクティッドサービスを拡大して「自動地図更新サービス」を採用

■フィットの販売20周年を記念した特別仕様車の「Casa(カーサ)」「Maison(メゾン)」を設定

ホンダならではのセンタータンクレイアウトによる広い車内や荷室を受け継ぎながら、走りやシートの座り心地を大きく進化させた現行フィット。「柴犬」顔の愛らしいフロントマスクも目を惹きます。4代目となる現行型は、2020年2月に最新のホンダ・デザインをまといデビュー。

ホンダ・フィット
20周年記念の特別仕様車「e:HEV HOME Casa」

2021年6月3日、現行初の一部改良を受けると共に、フィットの販売20周年を記念した特別仕様車の「Casa(カーサ)」「Maison(メゾン)」が設定されました。発売開始は翌4日からです。

今回の一部改良では、車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダコネクト)」を使うコネクテッドサービスの「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」がアップデートされています。

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特別仕様車「e:HEV HOME Maison」のエクステリア

「ホンダ トータルケア プレミアム」は、最短1ヵ月から利用期間を選択できるサブスクリプションサービスで、別途申し込みが必要になります。

通信機能を使いカーナビの地図を自動更新できる「自動地図更新サービス」をはじめ、車内での楽しさ、快適性が高まる多彩なアプリが揃う「Honda アプリセンター」、Wi-Fiスポットとして車内でインターネット接続が楽しめる「車内Wi-Fi」などの機能が用意されました。

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サブスクリプションの「ホンダ トータルケア プレミアム」がアップデートされた

また、コンパクトなボディに合わせて専用設計された、独自の「プレミアムオーディオ」を「e:HEV BASIC」「BASIC」「e:HEV Modulo X」を除いて新たにメーカーオプション設定されています。

同オーディオを選択すると、原音に忠実な高音質再生が楽しめます。また、ボディカラーでは、新色の「ローズゴールド・メタリック」が加わったほか、「NESS」専用のアクセント2トーンカラーがオレンジに変更されるなど、一部のカラーが変わっています。

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「NESS」専用のアクセント2トーンカラーをイエロー系からオレンジに変更

「e:HEV HOME」「HOME」がベースになる特別仕様車の「Casa(カーサ)」「Maison(メゾン)」は、前者にレッドステッチをアクセントとした専用シートなどを用意することで、洗練されたスタイリッシュなデザインになっています。

「Maison」には、上質な「グレー×ベージュ」の専用シートが備わり、街中で映えるムードを放っています。ほかにも、運転席&助手席シートヒーター、アームレスト付きセンターコンソールボックス、電動格納式リモコンドアミラー(ブラック塗装)、ブラッククリア塗装16インチアルミホイール(LUXE用デザイン)、専用フロアカーペットマットが用意され、20周年記念モデルにふさわしい充実装備となっています。

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ブラック×オレンジのインパネ

カタログモデルの価格帯は、1.5Lハイブリッドが199万7600円〜259万1600円。1.3Lガソリンが155万7600円〜224万1800円です。

20周年特別仕様車は、1.5Lハイブリッドが226万7100円〜246万5100円、1.3Lガソリンは191万7300円〜211万5300円です。

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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