ホンダ・フィットのマイナーチェンジで、スポーティグレードの「RS」が戻ってくる

■「BASIC」「HOME」「LUXE」はより端正に、「CROSSTAR」はクロスオーバーテイストを強調

2022年1月〜6月(上半期)の登録車ランキングでホンダ・フィットは、前年比同期比99.8%で2万9617台の9位となっています。ホンダの登録車では、同6位のフリードに続く2番目の売れ筋モデルです。

ホンダ・フィット
「RS」が現行フィットに初設定される

ホンダ・フィットといえば、初代から大ヒットモデルになり、2002年には25万790台を売り上げ、同社の登録車として初の1位を獲得しています。

日本を代表するコンパクトカーにまで成長したものの、近年はSUVブームやフリードのようなコンパクトミニバン、さらには、N-BOXなどの軽自動車が大ヒットしている影響もあってか、以前ほどの勢いはなくなっています。

ホンダ・フィット
フィットに戻ってくるスポーティグレードの「RS」

現行型は、ユーザーの好みやカーライフに応じて選べるタイプを4つ設定。愛らしい「柴犬」フェイスと上級クラス並の大型シートを備え、自慢のセンタータンクレイアウトによる広い車内や荷室、使い勝手の良さが美点です。

そんな中、ホンダは2022年8月5日(金)、2022年秋にマイナーモデルチェンジが予定されているフィットのティザーサイトをオープンしました。

注目のマイナーモデルチェンジでは、ユーザーのライフスタイルやライフステージに合わせて選択できる現行型のコンセプトはそのままに、「BASIC」「HOME」「LUXE」はより端正な新デザインになり、アウトドアテイストが漂う「CROSSTAR」は、よりクロスオーバーらしさが強調されたデザインに変更されています。

ホンダ・フィット
「e:HEV LUXE」のエクステリア

そして見逃せないのが「RS」の復活。スポーティなデザインをはじめ、走りの質にこだわった「RS」が現行型として初めて設定されます。

さらに、同社独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」は、モーター出力のアップが図られるとともに、アクセルの応答性も向上したことで、よりパワフルな走りが得られるそう。

ホンダ・フィット
こちらは、FIT e:HEV HOME

新グレードの「RS」には、専用のフロントグリルや前後バンパー、リヤスポイラーなどが備わり、スポーティなムードが強調されています。「RS」のe:HEVには、減速セレクターとドライブモードスイッチが専用装備され、走りを磨き上げているそうですから楽しみです。

今回のマイナーチェンジでは、エクステリアデザインが磨き上げられただけでなく、フィットで一定の台数を占めていたスポーティな「RS」が戻ってくることで、ホンダらしいスポーティさも魅力に加わることになります。

塚田 勝弘

【関連リンク】

FIT スペシャルサイト
https://www.honda.co.jp/Fit/new/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる