スズキのホットハッチ、次期「アルトワークス」が新エンジンを搭載して来秋登場!?

■15年ぶりに復活した「アルトワークス」は鋭い加速と扱い易さが魅力

「アルトワークス」のエクステリア

スズキが2014年12月に発売した8代目となる現行「アルト」。その車名はイタリア語で「秀でた」「優れた」に由来しています。

8代目デビュー翌年の2015年3月には、5代目以来となる「ターボRS」が追加発売され、さらに12月に同車をベースに開発された「アルトワークス」が約15年のブランクを経て復活。

その後ターボRSは2018年11月に廃止され、現在、アルトのターボモデルは「アルトワークス」に一本化されています。

64psを発生するアルトワークス用R06A型エンジン

「アルトワークス」はレギュラーガソリン仕様のR06A型66occ直3DOHCターボエンジン(64ps/10.2kgm)を搭載。車重が670kg(FF)~740kg(4WD)と軽量なこともあり、鋭い加速が自慢のスポーティモデルとなっています。

「アルトワークス」に搭載されるレカロ製専用シート

コクピットにはドライバーの体を包み込む専用開発のレカロシートを装備しており、メーターにはターボ過給圧が高くなると色が白から赤に変化するブーストインジケーターを装備するなど、加速時の視覚的な愉しさが演出されています。

車体サイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,500mmで、ホイールベースは2,460mm。5MT仕様と5AGS(パドルシフト付きAT)仕様が設定されており、ステアリングはラック&ピニオン式。

スポーティーな「アルトワークス」のインテリア

近年、少数派となったショートストロークでカチッと決まるマニュアル仕様が設定されているのが魅力。

KYB製の専用ダンパーを採用したサスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式でリヤがトーションビーム式(FF)/アイソレーテッド・トレーリング・リンク式(4WD)となっています。

KYB製ショックアブソーバーを採用した「アルトワークス」のサスペンション

ブレーキはフロントがベンチレーテッドディスク、リヤがリーディング・トレーリングでタイヤサイズは165/55R15 75V。

JC08モード燃費は23.6km/L(FF)~22.0km/L(4WD)。

安全面では衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート」や、踏み間違いによる急発進を回避する「誤発進抑制機能」、車線のはみ出しを予防する「車線逸脱警報機能」、ハイ/ロービームの切り替え忘れを予防する「ハイビームアシスト」、眠気などによるふらつきを予防する「ふらつき警報機能」、うっかり出遅れを予防する「先行車発進お知らせ機能」など、スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を装備。

車両価格は153.8万円~の設定。

●次期アルトワークスの登場は来秋!?

そうした中、各種情報によると、発売から7年が経過したスズキ「アルト」のフルモデルチェンジが2021年末に予定されているようで、「アルトワークス」についても来年秋を目処に刷新されるようです。

昨2020年の軽自動車販売では、スペーシア(14万台)やハスラー(8万台)、ワゴンR(6.6万台)などが同社の販売台数上位を占めていますが、アルトについてもリーズナブルな価格設定(86.3万円~)などでワゴンRに次ぐ6.3万台を売り上げており、次期モデルについても粛々と開発が進んでいる模様。

軽量高剛性の「HEARTECT」を採用したボディシェル

新型アルトは現行モデルのイメージを継承しつつ、より洗練されたエクステリアへと進化、車重については大きな変動は無い模様です。

標準モデルに搭載されるエンジンはワゴンRやハスラーなどに搭載されているR06D型 直3NAエンジン(49ps/5.9kgm)へと移行するようで、次期「アルトワークス」では同エンジンをターボ化してパワーアップすることにより、軽自動車の自主規制上限である64psを達成すると共に、最大発生トルクの向上を図るようです。

また、現行のR06A型エンジンに対し、ロングストローク化されたエンジンをベースにすることにより、中速域のトルク特性についても改善すると共に、燃費とレスポンスの向上が図られる模様。

「アルトワークス」のエクステリア

気になる車両価格については安全対策の充実などで、ベースモデルの「アルト」を含め、全体に20万円程度の価格上昇が予想されています。

現行モデルは「ワークス」を名乗るだけあって、「加速性能」に加えて「質の高いハンドリング」や「角の無い固めの乗り心地」が特徴となっていますが、その絶妙なセッティングは次期モデルにも反映されるようで、ハイト系ワゴンが軽自動車の主流になるなか、大いにクルマ好きの感性を刺激してくれそう。

そんな2022年の秋頃に予想される新型「アルトワークス」の登場が大いに待たれます。

Avanti Yasunori

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【関連リンク】

アルトワークス
https://www.suzuki.co.jp/car/alto_works/

この記事の著者

Avanti Yasunori

Avanti Yasunori 近影
大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからのクルマ好きで、免許取得後10台以上のクルマを乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。