2021年モデルのアルパイン「ビッグX」は、最大11大画面ナビで「Apple CarPlay」「Android Auto」「Amazon Alexa」に対応

■カーナビの操作を音声でできる「ボイスタッチ」も搭載

現在のカーナビは、10型・11型など大画面化が進んでいます。

大画面の市販ナビで先鞭をつけたのがアルパインで、「ビッグX」は2010年に8型大画面ナビを発売し、この10年で最大11型まで拡大しています。2021年モデルの「ビッグX(2021ビッグX)」は、新たに「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応し、スマホで普段から愛用している音楽サービスやハンズフリー通話、メッセージなどの機能が利用できるようになっています。

アルパインマーケティング ビッグX
アルパインから2021年モデルの「ビッグX」が2月に登場する

さらに、「Amazon Alexa」の搭載により、カーナビを通じた音声認識によるニュースの聞き取り、天気の確認など対話形式による情報取得が可能となっています。なお、「Amazon Alexa」による音声認識操作は、専用アプリ「BIG X CONNECT」との連携が必要です。

加えて、走行中でも音声で操作できる「ボイスタッチ」も搭載されています。こちらは発話することでカーナビの主要機能を操作できる機能で、コンビニやガソリンスタンドなどの周辺施設を検索し、ルート設定まで音声で操作できるほか、音楽から映像へのオーディオソース変更、地図の拡大、縮小なども声で操作可能。

主要な操作を走行中でも行うことができ、安全面、操作面のメリットを享受できます。サウンド面も抜かりはありません。フルデジタル・パワーアンプや低音ノイズを減らす高音質回路、高音質のオーディオパーツの採用により、ユニットとしての高音質設計が施されています。さらに、ハイレゾ対応や前後席4チャンネル独立のパラメトリック・イコライザーなど、高品質なサウンドが得られるそう。また、従来と同様に、システム連携が可能な周辺機器も多彩に揃っています。

アルパインマーケティング ビッグX
「フローティングビッグ X “11”」トヨタ・ハイエースH25/12 ~現在 XF11NX2 11型ディスプレイ)KTX-XF11-HI-200-NR(ハイエース専用取付けキット)

後席モニターは最大12.8型の大画面をはじめ、天井/ヘッドレスト/アームの取付けタイプを設定。「2021ビッグX」と組み合わせることにより、前席、後席で別々のAVソースが楽しめるダブルゾーン機能に対応。ロングドライブや渋滞時でも飽きずに過ごせそう。

また、プラズマクラスター機能装備モデルも用意されています。高解像度の車載用カメラ「ドライブセンサー」は、マルチビュー対応のバックビューカメラやフロントカメラが充実していて、ナビに格納される車種専用データによって車種ごとのガイド線が表示されるため、安心して駐車や停車を行うことができます。

ドライブレコーダーは、「2021ビッグX」との連携で録画映像の確認や設定がカーナビから操作できます(カーナビ連携モデル「DVR-C320R」「DVR-C370R」)。スマホ連携や「Amazon Alexa」「ボイスタッチ」などにより、大画面ナビに便利な機能が加わったのが「2021ビッグX」の見どころになっています。

設定されるタイプは、ビッグX11「EX11NX2シリーズ」、フローティングビッグX11「XF11NX2」、ビッグXドライブレコーダー/カメラパッケージ、10型画面のビッグX「EX10NX2シリーズ」、9型画面のビッグX「 X9NX2」、8型画面のビッグX「 X8NX2」、7型画面200mmワイドコンソール用の「7WNX2」、7型画面2DINサイズの「7DNX2」などとなっています。価格はいずれもオープンです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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