ポルシェ911ターボにGT3テクノロジー搭載の軽量モデル!? 開発車両をスクープ

■助手席のヘッドレストに「GT3 RS」をエンボス加工、後部座席は削除

クラシックなダックテールスポイラーを装着したポルシェ「911ターボ」プロトタイプが、ニュルブルクリンクに再び出現しました。

ポルシェ 911ターボ_006
ポルシェ 911ターボ 軽量モデル開発車両

捉えた最新プロトタイプは、これまで同様にフロントエンド、リアフェンダー、リアエンド全体をカモフラージュしており、特別な911のためにいくつかの追加のスタイリング調整が行われていることを示唆しています。

ポルシェ 911ターボ_009
ポルシェ 911ターボ 軽量モデル開発車両

この試作車がなにかは現段階で判別がつきませんが、「カレラRS 2.7」の復刻モデル、または「ターボRS」、あるいは997世代限定の「911スポーツクラシック」後継モデルになる可能性が高いと予測しています。ただし、以前のスポーツクラシックはカレラベースでした。

これまでのスパイショットでは内部がぼやけて見え、後部にロールケージが見える程度でしたが、今回の写真では、後部座席が削除され、助手席のヘッドレストに「GT3 RS」エンボス加工されていることが見てとれます。次期GT3から軽量対策、フレアと機能、いくつかのエアロトリートメントが流用される可能性もありそうです。

ポルシェ 911ターボ_012
ポルシェ 911ターボ 軽量モデル開発車両

パワートレインは、リアホイールアーチにエアインテークを装備している点からも、3.0リットルツインターボを搭載したモデルではないはずです。おそらく3.8リットル水平方向6気筒ツインターボチャージャー搭載モデルである可能性が高く、最高出力は640ps・最大トルク800Nmを発揮すると予想されます。

市販型で「スポーツクラシック」名が冠されるかどうかは不明ですが、2021年前半には登場するとみられます。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる