■ホンダの新型ミッドシップスポーツ「ZSX」とは?
復活のトヨタ「MR2」、共同開発の相手はスバル or ロータス?では、トヨタ自動車の新型ミッドシップスポーツ「MR2」の話題をお届けしましたが、本稿ではホンダが2009年に販売を終了した「S2000」に代わり、新たに開発しているとされるミッドシップスポーツモデルの話題をご紹介します。
ホンダは2016年に欧州で「ZSX」と称する商標を登録しており、「NSX」のネーミングとの関連性から、同車の弟分となる新型ミッドシップモデルの存在が噂されるようになりました。
そんな新型ミッドシップスポーツの開発工程がPS4用「グランツーリスモ」に収録されています。
動画のとおり、コンピューターを活用した空力シミュレーションに加え、クレーモデルを製作して原寸モデルによる風洞テストまで実施するなど、本格的な開発が行なわれており、ホンダによれば、ボディ、アンダーフロアをはじめ、エンジンルーム内の流速、排気に至るまで、理想的な空力性能を追求しているそうです。
ミッドにエンジンを搭載するMRモデルで、シビックタイプR用の2.0L VTECターボエンジン(320ps/40.8kgm)を搭載。さらなるハイパワーモデルの存在も噂されており、トランスミッションは8速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用するとみられています。
当初噂されていたハイブリッドシステムについては搭載が見送られた模様。
同社における新型ミッドシップスポーツの開発はすでに熟成段階にさしかかっていると予想され、トヨタなどの出方を見ながら、ある日突然発表される可能性がありそうです。
車両価格はNSXやシビックタイプR、S660との関係から500〜600万円レベルに設定されると予想され、スポーツカーファンにとって手の届く範疇のミッドシップスポーツカー登場に期待が高まります。
(Avanti Yasunori・画像:HONDA、PS4)
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ホンダ スポーツ ビジョン グランツーリスモ
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