清水和夫、2代目レガシィツーリングワゴンに乗る。「敵機(覆面)確認の視界性能も抜群!」BG5編【SYE_X】

■歴代レガシィツーリングワゴンを清水和夫が一気乗り!

●大小ターボのシーケンシャルツインターボで、パワーは一気に250psへ

BG5型レガシィツーリングワゴン
BG5型レガシィツーリングワゴンに清水和夫が再試乗!

1989年に登場したレガシィツーリングワゴン。その最強ツーリングワゴンの名を継承するレヴォーグがフルモデルチェンジされ2020年10月15日(予定)に2代目が発売されます。

そこで今回、歴代レガシィツーリングワゴン5車種を、スバルスペシャリストである国際モータージャーナリスト・清水和夫さんが再試乗!の模様を動画でお届けしています。

前回は初代BF5型を試乗。昭和から平成へ時代が大きく変わった瞬間に生まれた初代レガシィに「運命を持って生まれた」と語った清水さん。今回試乗したのは2代目BG5型。

さて、清水考は?

●ボンネビル・スピードトライアルでクラス最速249.98km/hを記録、速さも追及したツーリングワゴン

BG5型レガシィツーリングワゴン
わずか4年でフルモデルチェンジ、パワーは250psへ!

1989年初代レガシィツーリングワゴン登場から4年後の1993年、フルモデルチェンジし登場したのがBG5型です。

「プラットフォーム的には同じですが、ホイールベースが50mm伸びてキャビンが広くなり、釣りやキャンプ、スキーなどのアウトドア派にとってより使い勝手が良くなり、グランドツーリングとアウトドアのユーティリティが上がったモデルです」(清水)。

エンジンは同じEJ20型水平対向4気筒エンジン。しかし、ターボシステムが大きく変わりました。

「大きいターボと小さいターボを組み合わせ、低速域は小さいターボ、その後大きいターボも回すシーケンシャル式ツインターボになりました。出力は250psですが、ちょっとアクセルを踏んだときのレスポンスが凄くいいです。タイムラグはほとんどなく、むしろATの変速のほうが追い付かないような感じ。トランスミッションがビックリするようなエンジンです」(清水)。

ボンネビル・スピードトライアル
1993年、アメリカ・ユタ州で行われた『ボンネビル・ナショナル・スピード・トライアル』で、量産ワゴン車クラス(2000cc/4WD/ガソリンターボ車)で、ワールドレコード249.98km/h(155.331MPH/当時)を記録しました。

現在はレヴォーグ含め、スバルのATはリニアトロニックという金属ベルト式のCVTを搭載しています。

「この頃のスバルの悩みはトランスミッション。縦置きで、しかも4WDのためセンターデフを入れなければいけないので、世界のトランスミッションメーカーから買うことが出来ず、自前で作るしかなかった。そこがスバルの技術的チャレンジングなところでしたよね」(清水)。

●ドイツ車のようなハンドリング性能を手に入れたBG5型

B-spec
「B-spec」のBは、ビルシュタインのB!

1996年のマイナーチェンジで登場した『B-spec』の名が示す倒立式のビルシュタインダンパー仕様も話題になりました。

BG5型EJ20エンジン
シーケンシャルツインターボへと変更されたEJ20エンジン。

「とにかくこの2代目はエンジンがレスポンスよく、よりスポーティさが増しました。プラス、最初にビルシュタインのダンパーを使ったのもこのモデル。スポーツタイヤも履き、ちょっと固めではあるけどドイツ車のようなハンドリング性能になりましたよね。

BG5型はニュルブルクリンクでも良く走った記憶があります。ホイールのPCDが特殊なサイズ(PCD100/5穴)だったので、ハブの剛性、ボディの剛性などもっと見直していかないと世界と戦うツーリングワゴンにはなれない…という課題を技術部は考えていました」(清水)。

コクピット
シンプルだけど使い勝手も良いBG5型のコクピット。

3代目BH5型でさらに飛躍するきっかけになった、技術的には見逃せないモデルがBG5型…と語る清水さんです。

「初代からわずか4年で250psまでパワーアップした(GT)というのは、エンジン性能としては凄い進化ですよね(1996年のビッグマイナーチェンジで280psまで到達)。3代目BH5型の280ps+ビルシュタインが、一躍レガシィツーリングワゴンが日本中で話題になった瞬間です。その3代目の基礎を築いたのが、この2代目GTです。この2代目があったからこそ、3代目がさらに光り輝くことが出来たと思います」(清水)。

スバル車は戦闘機の魂をも受け継いでいる…と、清水さんは感じるそうです。

試乗中の清水和夫さん
視界性能がとにかくいいのが、レガシィに限らずスバル車の特徴でもあります。

「視界の良さはスバルの伝統。特にAピラー周り、そしてワゴンなのに後ろの視界もバッチリ! さすが元航空機メーカー。戦闘機の視界が悪かったら敵機にやられちゃいますから。敵機発見するにはまず視界! あとはドライビングポジション。このへん、スバルは揺るがないですね。ペダルの位置もいいし」(清水)。

スバルを知り尽くす清水和夫さんだから語れるすべては、動画で!

(試乗:清水 和夫/動画:StartYourEnginesX/文:永光 やすの

BG5型2.0 GT/B-specのSPEC
BG5型2.0 GT/B-specの主なSPEC。

■SPECIFICATIONS
●スバル レガシィ2.0 GT/B-spec(BG5/1993年10月)
全長×全幅×全高mm:4670×1695×1490
ホイールベース mm:2630
トレッド F/R mm:1465/1455
車両重量 kg:1420(4AT)/1390(5MT)
エンジン:EJ20 水平対向4気筒DOHCシーケンシャルターボ
排気量 cc:1994
圧縮比:8.5
最高出力ps/rpm:250/6500
最大トルクkgm/rpm:31.5/5000
駆動方式:フルタイム4WD
サスペンション:ストラット式独立懸架(F/R共)
ブレーキ F/R:ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤサイズ:205/50R16 (F/R共)
車両本体価格(税込):319万円(4AT)/307万円(5MT)

【関連記事】
歴代レガシィを清水和夫が特別試乗!「初代は平成元年生まれ。このコは運命を持って生まれたんだね」BF5編【SYE_X】
https://clicccar.com/2020/09/30/1022495/

【関連リンク】
StartYourEnginesX
https://www.youtube.com/user/StartYourEnginesX

『SUBARU』の最新記事
新型スバル「BRZ」が11月18日にデビュー! 気になる次期 トヨタ「86」の登場は?
パナソニック ナビゲーション
SUBARUレヴォーグ、インプレッサ、XV、フォレスターにパナソニックの専用開発ディーラーオプションのナビを設定
SUBARU フォレスター
SUBARUフォレスターの1.8L直噴ターボエンジン搭載車「SPORT」の専用装備は?【新車】
この記事もよく読まれています

あなたにおすすめの記事