梅本まどか、ラリージャパン開催に希望を持って練習していました!【隔週刊☆うめまど通信vol.19】

■ラリージャパン2020へ向けて練習していました…でも(涙)

●とっても勉強になったサーキット練習会!

2週間ぶりのこんにちは! 元SKE48の梅本まどかです☆

梅本まどか
元SKE48の梅本まどかです!

残念ながらコロナ禍の影響から、ラリージャパン2020の開催中止が発表されてしまいましたね。でも私たちのチームは、それまでに「開催されるかもしれない!」との期待を胸に練習をしていました。

私は愛知県独自の緊急事態宣言やお仕事などのタイミングもあり、1度しか練習に参加できませんでしたが、ドライバーの板倉選手はもう86-R3車両を乗りこなしていました!!!

86-R3車両は、本当はWRCドイツ戦にも参戦する予定で、東京オートサロン2020でも発表していた車両。

今まで、私がラリーに参戦した時はアクアやヴィッツCVTが主で、あとは全日本初参戦の新城ラリーの時の86。86-R3は今まで乗った車両とは全然違い、練習日は朝からとてもドキドキしていました!

車内
車内はこんな感じです。

何が違うって、まず運転席が左側! そこ!?と思うかもしれませんが、見える景色が変わったり、普段ドライバーの左側にいるので慣れるまでは不思議な感じがしました。

ハンドル
ハンドルにもカラフルなボタンがあります。

ステアリングやインパネ周りなどにボタンなどスイッチが沢山付いている所も違います! エンジンのかけ方やセッティング、モード選択、画面表示の切り替えなど、ホントに沢山のボタンがあり、しかも表記は全て英語なので使いこなすには覚えないといけないのですが、まずは教えてもらいながら、いろいろ試してみたりしました。

コドライバーのボタン
主にコドライバーが操作するボタンです。

こういうのを見ると「ザ・ラリーカー」という感じがしますよね!!!!
あとは、シーケンシャルシフト。

ナビ用のボタン
初めて持ってみました! 普段のマシンと違う所が沢山あるので「これは慣れるまで凄く難しそうだな…。大丈夫かな?」と思ったのですが、実際に乗ってみると「なんだこれ!? 楽しすぎる☆」と一気にテンションが上がってしまいました。

音もそうなのですがマシンから伝わってくるものが沢山あって、今までとは全然違う、いろんな情報が座っているだけで感じられるのです! 「これがラリーカーなんだなぁ!!!」と感動しちゃいました。

こんなクルマに乗ったのは初めてだったのですが、ホントに楽しくて、今までもラリーに参戦して楽しくやっていたのですが、このマシンで参戦したらもっと楽しそう☆と思ってしまいました。

本庄サーキット
走っている様子です。ちなみに今回練習した場所は本庄サーキット。

よくベテランのコドライバーさんは、「前を見ずにマシンの挙動でどこを走っているかわかる」という話を聞くのですが、この86-R3に乗った時は車体がどうなっているかがホントにわかりやすくて、こういうのをもっと敏感に感じているんだなぁ…と感じました。

ホントに面白くて、楽しいんですよね☆
「雨はどこが危ない」など、先生として来てくださっていた炭山選手にいろいろ聞きながら練習を進めていきました!
初心者の私にもわかりやすいように丁寧にいろいろと教えて下さいました!!! 何周か走っては設定を変え、また走ってみて…と、マシンに慣れながらどのセッティングがいいかみていきます!

炭山選手と練習
炭山選手に教わっている様子です。炭山選手はラリーやダートトライアルなどで活躍しているだけでなく、カーショップを愛知県で経営なさっているのです。

最初に減衰を上げてみると、乗り心地が悪く感じるようになり、他のマシンだと減衰を変えてもそれほど感じられなかったのが、今回凄く体感できて、その事にも感動しました。

路面状況も晴れていったのでいろいろと試しながら、感じながら乗っていました! この日はマシンに慣れよう!という事でノートなどの練習はせず、とにかくマシンと仲良くなる事だけに集中。

板倉麻美選手と
板倉麻美選手とパシャリ。私は本庄サーキットに行ったのが初めてだったのですが、朝から雨→晴れというコンディションの中の練習になりました。

ハンドルの重さを変えてみたり、モードを試してみたりしました。

まだ身体に完全にフィットできていないシートということもあり、体幹を維持するのが難しく、でも車体が動くのでわかりやすい反面、運転が難しい部分もあるんだな…と感じました。いかに、しっかりしたシートやハンドルのポジションや体幹が、運転操作に大事かを改めて知ることが出来ました!!

ドライバーは運転ですが、コドライバーもそんな中でノートを読んだり、状況によってはボタンなどスイッチ類を触ったりしなければならないので、実際にやると難しい部分も沢山出てきそうだなと、今振り返ると思います。

給油中
給油中です。この私が右手で持っている物をクルクル回すと給油できる仕組みになっていて、ホースの先に取り付ける部分が2つあり、2本それぞれ差し込みクルクル回して給油するのです。

今回はサーキットでの練習だったので、炭山選手にサーキットとラリーとの走り方の違いを聞いてみると「サーキットはブレーキポイントをギリギリまで粘ったりするけど、ラリーは真逆で全部早めの行動の方がいいよ! 路面状況が違うからなるべく落として立ち上がり重視かな」と教えてくださいました。

確かに、サーキットは舗装路でだいたいの路面状況がわかり、相手とのバトルという所での粘り勝負などがあるけど、ラリーは砂利が出ている可能性もあったり臨機応変に路面に対して行わないといけないから、立ち上がり重視にした方がいいんだ…と、改めて違う走り方をちゃんとしないといけないんだなと学びました。

ミーティング
真剣な表情で話しを聞いています。今回練習するにあたって、練習用のスーツもスパルコさんのものを着用させてもらったのですが、あまり着たことのない色味だったから新鮮でしたよ!

この86-R3は給油の仕方も普通のクルマとは違うので、その練習もしました。
給油口を回すのはちょっと力が入りましたが、走る前に入れたのでそれどころではなく、この時はまだ心臓がバクバクしていました。ドライバーの麻美さんに前回の様子などを聞きながら、今日どうやって練習するか話しています!
炭山先生の隣にも乗せて頂きながら、走っては先生に話しを聞いたり、違う事を試してみたりと、とても有意義な時間でした。

コーヒーブレイク
これがそのスティックです。お湯に溶かして飲む物です。

練習中はしっかり真面目にやっていましたが、休憩中は丸徳商会さんで取り扱っているスティックで紅茶やコーヒーが楽しめるという珍しい商品を飲んで癒されていました☆
丸徳商会さんはクルマに関わる物以外でも、ホントにいろんな商品を取り扱っているので驚きます!!!!
1日だけの練習なのでホントにあっという間で、まだ少ししか理解は出来ませんでした。が、ラリージャパン2020が中止になってしまい、もう乗る事が出来ないかもしれない86-R3車両…。

頑張るぞ!
頑張るぞ!と気合い入れてみました。

それでも、今回1回でも乗る事ができ、とても貴重な体験ができ、ホントにホントに良かったです。

この経験を活かして、またこれからの活動も頑張っていこうと思います!!!!

(梅本 まどか)

この記事の著者

梅本まどか 近影

梅本まどか

「鈴鹿2&4」レースをSKE48のメンバーとしてPRさせて頂いた事をきっかけにスーパーフォーミュラやF1観戦にハマり、今はオンからオフまで様々なモータースポーツを観ること・ツーリング・ドライブが趣味です!愛車はトヨタ86/CB400SF。
アイドル卒業後は名古屋を拠点にタレントとして活動しながら全日本ラリーにコ・ドライバーとして参戦。ラリー歴5年目のひよっこコ・ドライバーとして経験した事やイベント、愛車の話しなど「うめまど通信」で感じた事や裏話を書かせて頂いています!
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