新型「ハリアー」いよいよ6月に発進! 思わず目を惹く「ツイン・デイランプ」装備

■7年ぶりにフルモデルチェンジする新型ハリアー

トヨタ自動車が4月13日、本年の6月中旬に発売を予定している高級クロスオーバーSUV・新型「ハリアー」の特設サイトを公開しました。7年ぶりのフルモデルチェンジとなるもので、1997年12月発売の初代モデル以来、従来のカテゴライズに捉われない「都市型SUV」として新ジャンルを切り拓いて来たモデル。

同社によると今回の新型ハリアーは、見て、乗って、走り出した瞬間に心に響く感性品質を重視し、「より人生を豊かにするパートナーとしての存在」を目指したそうです。

スタイリッシュな新型「ハリアー」のリアビュー

新型のボディサイズは全長:4,740(+15)mm、全幅:1,855(+20)mm、全高:1,660(-30)mm、ホイールベース:2,690(+30)mmと、全長、全幅、ホイールベースがそれぞれ拡大しており、その反面、全高は低くなっています。

新型ハリアー(左)と現行モデル(右)のエクステリア比較

エクステリアではツインでL字型に発光するヘッドランプ内のDRL(デイタイムランニングランプ)が目を惹くとともに、リヤ廻りでは水平基調を強調したリアコンビネーションランプがハリアーの新型であることを主張しています。

思わず目を惹くL字型のツインDRL(デイタイム ランニング ランプ)

■調光式ガラスルーフやドライブレコーダー内蔵ミラーを装備

インテリアでは、トヨタ初採用となる走行中の前後方向映像が録画できるデジタルインナーミラーや、調光ガラスを用いた電動シェード付パノラマルーフの装備が注目されます。

トヨタ初採用となる前後方向映像を録画可能なデジタルインナーミラー(上)と調光式ガラスルーフ(下)
新型ハリアー(上)と現行モデル(下)のインテリア比較

クルマの骨格となるプラットフォームには、TNGAプラットフォーム (GA-K)を採用。ボディの高剛性化・低重心化を図り、ドライバーの感性を重視した乗り心地と走りを両立。サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リヤにダブルウィッシュボーン式を採用しており、徹底した走り込みとチューニングにより、重厚感としなやかさをあわせ持つ「乗り味」を追求したそうです。

■ハイブリッド車にもFFモデルを設定

パワーユニットは直4直噴2.0L(171ps/21.1kgm)および直4直噴2.5L(178ps/22.5kgm)+モーターのハイブリッド(システム出力 2WD:218ps、4WD:222ps)で、新型では双方に4WDと2WD(FF)を設定。これまでハイブリッド仕様に無かったFFモデルの設定がトピックスとなります。

安全装備では予防安全パッケージとして「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備。

車両価格は未発表ですが、安全性能の強化などに伴うコストアップで数十万円アップとなる見込みで、ゴールデンウィーク明けには先行予約が開始される模様。ついに姿を現した新型「ハリアー」の発売が待たれます。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)

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【関連リンク】

新型トヨタ ハリアー特設サイト
https://toyota.jp/harrier/new/

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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