フェラーリ・ローマが日本デビュー。1960年代のスポーティなエレガンスを色濃く反映【新車】

■ミッドフロントエンジン・グランドツーリングカーの伝統を受け継ぐ「ローマ」

2019年11月、ローマで初披露された最新のV8フェラーリ「Ferrari Roma(フェラーリ・ローマ)」が2020年4月1日、日本でも発表されました。

フェラーリ ローマ
日本に上陸したフェラーリ・ローマ

価格は2682万円。イタリア語で“La Nouva Dolce Vita(新しい甘い生活)”をコンセプトとするフェラーリ・ローマは、1950〜60 年代におけるローマの自由なライフスタイルを現代的に再解釈したもので、そうした背景から「Roma」と名付けられたそう。

カーデザインの黄金期時代にオマージュを捧げるというフェラーリ・ローマは、当時のエレガントな要素をモダンなフォルムへと大胆に生まれ変わらせ、息をのむ美しさと最高のパフォーマンスを完璧に融合させたとしています。

フェラーリ ローマ
フェラーリ・ローマのリヤビュー

■最も厳しい排出ガス基準である「ユーロ 6D」に適合

写真からも美しさが伝わってきます。フェラーリ・ローマは、時代を超えた高貴で洗練されたデザインに加えて、美しく調和したプロポ ーションやバランスの取れた優美なボリューム感といった、フェラーリのミッドフロントエンジン・グランドツーリングカーの伝統を色濃く反映。

エクステリアデザインのインスピレーションの元となったのが、1960年代の伝説的なグランドツーリング・フェラーリが誇ったスポーティなエレガンスだそう。当時のフロント・エンジンモデルのシンプルでありながら優美なフォルムや、「2+クーペ」のファストバック、こうした特徴の多くを共有し、現代的なアレンジで仕上げられています。

フェラーリ ローマ
フェラーリ・ローマのフロントビュー

8速ギヤボックスを備える新パワートレインや、ステアリングに備わる5ポジションのマネッティーノ(車両統合制御装置)、クラス最高のパワーウエイト・レシオなどにより、ミッドフロントV8の歴代「2+クーペ」の中でも、最もパワフルでドライビング・プレジャーにあふれるモデルになっているそう。また、フェラーリ・ローマは、日常での運転のしやすさ、乗り心地の良さも自慢。

フェラーリ ローマ
3.9L V8ターボは最高出力620cvに達する

フェラーリ・ローマに搭載されるエンジンは、最高出力620cvの3.9L V8ターボ。新しいカムプロフィールのほかタービンの回転を測定する速度センサーがあり、タービンの1分あたりの最大回転数が5,000rpmまで向上しています。また、ガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)が採用され、最も厳しい排出ガス基準である「ユーロ 6D」に適合しながら、ドライバビリティも確保されているとのことです。

フェラーリ ローマ
フェラーリ・ローマのリヤビュー

シャーシには、フェラーリが新世代モデルのために開発した技術が生かされています。ボディとシャーシは、最新の軽量化技術と高度な生産技術を取り入れて変更されています。コンポーネントの70%が完全な新設計だそう。こうした設計、新開発によりセグメント最高のパワーウエイト・レシオ(2.37 kg/cv)を達成し、ハンドリング・ダイナミクスとレスポンスが強化されています。

フェラーリ ローマ
フェラーリ・ローマのサイドビュー

もちろん、エアロダイナミクスにも配慮されています。ピュアなスタイリングを損なわずに同クラス最高の空力パフォーマンスを実現するべく、マラネッロの技術者は多くの先端技術を開発。中でも目を惹くのが、リヤスクリーンと一体化した可動リアスポイラー。格納時は、車両のフォーマルな優美さを損なわず、高速走行時には自動で起動して、同モデルの卓越したパフォーマンスに必須のダウンフォースを発生させます。

フェラーリ ローマ
フェラーリ・ローマのインパネ

インテリアには、空間と形状を決める新たなアーキテクチャ・コンセプトが開発されています。ドライバー側とパッセンジャー側に別々の空間「セル」を生み出す手法で、フェラーリのほかのモデルに導入されている「デュアル・コックピット・コンセプト」の進化版になっています。「デュアル・コックピット」の理念をダッシュボードからキャビン全体に拡大したことで、斬新なルックスになっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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