●パワートレインは兄貴分の「M3/M4」から流用。450ps以上を発揮するM2 CS
BMW「2シリーズ」に初めて設定される最速モデル「M2 CS」の市販型プロトタイプを、これまでで最も鮮明に撮影成功するとともに、そのキャビン内も初めてカメラが捉えました。
最新のプロトタイプは、ブラックアウトされたキドニーグリル、「M2コンペティション」より張り出したフロントスプリッターを装備するほか、キドニーグリルの奥には、ラジエーターや強化バーが見てとれます。
カモフラージュされていますが、パワーバルジを備えるボンネットフードを始め、ルーフ、ミラー、リアディフューザーなどにカーボンファイバーを採用し、軽量化が図られているのも確かなようです。またリアエンドには、スプリットタイプの大型化されたトランクリッドスポイラー、ディフューザー、クワッドエキゾーストパイプなどアグレッシブなデザインが採用されています。
足回りには、19インチYスポークホイールに、サーキット走行性能を持つミシュランパイロットスポーツカップ2を装着、サスペンションも専用セッティングとなるとのことです。初めて撮影された車内には、アルカンターラを巻いたステアリングホイール、カーボンファイバートリム、レッドステッチをあしらったスポーツシートなどスポーティな仕上がりを見せています。
注目のパワートレインは、「M3」「M4」から流用される3.0リットル直列6気筒、S55ツインターボエンジンを搭載。これまでの情報では、最高出力は445psを発揮すると伝えられていましたが、アップデートされた情報によると450ps以上を発揮するとも噂されています。トランスミッションは、6速MTまたは7速DCTと組み合わされるでしょう。
ワールドプレミアは、最速で9月のフランクフルトモーターショーと思われ、2020年3月から生産開始と予想されています。
(APOLLO)