「苔の生えた」キャンピングカーを徹底洗車。光触媒コーティング施工で生まれ変わった!?【車中泊女子のキャンピングカー生活】

屋根もすっかり綺麗になりました!

細かいところまでブラシでチマチマお掃除。マーカーライトが特に綺麗になりました。コーキングの凸凹は、これが限界…(自分の担当)。屋根での作業は、中腰ですっごく大変でした。ふだん使わない筋肉が悲鳴をあげて、筋肉痛でボロボロ。洗車は重労働なのです…。

洗車後じゅうぶんに乾いたら、汚れが残ってないかチェックして、アンダーコート、光触媒(酸化チタン)コーティングを施します。アンダーコートを拭き取る際も、ウエスで細かい汚れを逃さず除去! すっごい地道かつ緻密な仕事ぶりに溜め息。

以前、コンパウンド+ポリッシャーで磨いてもらったら(クルマの年齢もあるけど)塗装が剥げたような印象があったので、磨き過ぎないでコーティングするというのは個人的に安心です。いやもう、ハゲるのが心配で心配で…。

ところで筆者は「汚れたら洗う」という意識だったのですが、新車のうちにコーティングしておくユーザーさんが多いそうです。そうすれば、後々のメンテナンスが楽だと。目からウロコ。

こちらは後日の写真。洗車すると「水滴が水玉のようにコロコロする」と思われがちですが、光触媒は親水性なので水玉にはなりません。

水玉は見てると気持ちがいいけど、太陽光があたると収斂(しゅうれん)作用によりボディを傷めるということで、拭き取ります。今までそんなことしたためしがなかったのですが、綺麗になると心持ちも変わります。

これが1997年製のRocky21とは思えません、白さが眩しい! FRP部分はさすがに象牙色ですが、バーコードがなくなっただけでも見違えました! タイヤもホイールもピカピカになりました。

コーティングした車体は汚れが落ちやすくなるということで、ズボラな筆者でもメンテナンスしやすくなります。キャンピングカー専用の楽洗化シャンプーを使うと、よりラクに落とせるのだとか。

光触媒はチタニア膜が防御の役割を担い、親水効果で汚れを洗い流してくれるそうです。また酸化力で水垢・苔・油分・カビなど汚れの原因を分解! 紫外線からの保護力もアップ、劣化を防いでくれます。

気になるお値段は、72,000円(税別)でした(Rocky21は全長6.7m、車高3.2m、車幅2.49m)。今回は無理を言って休日返上で施行していただいたので2日で完了しましたが、アメ車は面積が広いので3日かかると思ってください。

車内のコーティングもできますし、カセットトイレや冷蔵庫などもコーティングすると臭いを分解してくれるそうです! バンコン(ハイエースなど)だと、車外のみ48,000円、車内のみ20,000円、セット料金なら61,200円です。もちろん乗用車も、さらに家庭内のキッチンやお風呂場、トイレも施行可能です。

さて、この美しい状態がいつまで持続するのか!? 来年をお楽しみに。

(松本しう周己)

【関連リンク】

キャンパー楽洗化 宇都宮店
http://camper-rakusenka-utsunomiya.com/

この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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