紅葉シーズンで賑わう奥日光の駐車場事情(栃木)【車中泊女子の全国縦断記】

先月下旬、奥日光が紅葉シーズンに突入し、「いろは坂」はじめ周辺の道路は麓まで渋滞しました。土日を避けて月曜日に訪れたのですが、それでも高速道も一般道も渋滞していて驚きました。さすが関東屈指の紅葉スポット。

やっといろは坂を上り切った頃にはお昼近くになっていたため、明智平駐車場は満車でした。ここでランチ休憩、またはロープウェイで展望台まで昇る人が多いだろうから、駐車場が空くのを待つより先へ進んだ方がいいだろうと中禅寺湖方面へ。

今秋、華厳の滝が水量豊富でダイナミックだと話題になっているため、観光客が特に多い印象です。また、お土産屋さんやお食事処が集中しているため駐車場(有料/普通車1回310円)も混雑しています。

2013年の同じ時期に訪れた時は、運よく二荒山神社の駐車場(未舗装/無料)に停めることができました。山岳信仰と神社めぐりが好きなので、御朱印もいただけて満足。いつかは男体山にも登りたい。

竜頭ノ滝は、駐車場が滝の上と下に2カ所あります(無料)。ここも2013年に訪れて、その日は滝に朝陽が当たるのを期待して早朝からスタンバイしていたら、谷間のため日陰のまま…。遠くの山間に雲海が見られたのはラッキーでした。

待っている間、あまりに寒かったので【龍頭之茶屋】で甘酒(300円)をいただきました。早朝から営業しているのは嬉しいですね。ちなみに11月初旬の日光の日の出は6時過ぎくらいです。

意外と空いていたのが赤沼駐車場(無料/約150台)。低公害バス(1回300円)の発着所でもあります。【赤沼自然情報センター】内にバスの時刻表やハイキングマップなどがあり、登山するなら『奥日光マップ(100円)』がオススメです。タイムはもちろん、有料/無料駐車場やトイレの場所も明記してあるのでドライブにも役立ちます。

赤沼駐車場からハイキングコース(遊歩道)を散策するのも気持ちが好いですよ。近いところでは戦場ヶ原(写真)、小田代ヶ原、遠くは中禅寺湖の西岸・千手ヶ浜や西ノ湖など、時間の余裕に合わせて色んなコースが選べます。低公害バスを利用すれば、赤沼駐車場から西ノ湖まで約22分、終点の千手ヶ浜まで約30分です。

戦場ヶ原の東側、国道120線沿いの三本松園地駐車場(無料/約200台)にはお土産&お食事処があり、お昼時は混雑が予想されますが広くて停めやすいです。

湯ノ湖の南端、湯滝駐車場(無料)は普通車5〜6台分ほどしかないので、空きがあればラッキー。北側の【日光湯元ビジターセンター】前にも駐車場(無料)があり、遊歩道で繋がっています。ビジターセンターには周辺の日帰り入浴一覧が置いてあり、施設によって利用時間や入浴料がまちまちなので、もらっておくと便利です。

紅葉は麓まで下りてきていますが、湯ノ湖が見下ろせる金精峠からの眺めも素晴らしいです。登山者のための無料駐車場が3ヶ所あり、この写真はもっとも高い金精山登山口駐車場から徒歩で少し下ったあたりから撮りました。

金精峠を過ぎると、群馬県。菅沼や丸沼あたりは11月中旬くらいまで紅葉が楽しめるのではないでしょうか。写真は、【日光白根山ロープウェー】(往復2,000円)からの眺め。山頂駅付近はもう冬の装いですが、ロープウェイから見下ろす丸沼高原あたりの風景は格別です。

何度か訪れている日光ですが、男体山はじめ刈込湖・切込湖、光徳沼など、まだまだ見ていない場所がたくさんあります。そして最大の狙いはヒメマス料理を食べること! 赤沼自然情報センターの方に教えてもらった情報では、中禅寺湖の東側にある立木観音そばのお店でヒメマスを提供しているそうですが、駐車場(無料/約10台)に停められなかったのです。歩いて行く時間を考慮しておかなければなりませんでした。華厳の滝駐車場から徒歩約25分、次回は忘れないよう早めに行動します。

(松本しう周己)

【関連リンク】

日光湯元ビジターセンター
http://www.nikkoyumoto-vc.com/

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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