【新型センチュリー試乗】ゆったりとした後席。先代レクサスLSのプラットフォームでどんな乗り心地を得ている?

先代のV12気筒エンジンは5.0Lの280ps/460Nmというスペックで、6ATと組み合わされていました。新型は5.0LのV8エンジンに、モーターの組み合わせ。エンジンは381ps/510Nm、モーターは165kW(224ps)/300Nmというで、システム全体では431psというハイパワーを得ています。

足元は、サイドシルとフロアとの間に段差がなく、フカッとした座り心地に驚きながら、十分な足元スペースが確保された後席に収まります。いまやアルファード/ヴェルファイアほどの広大な空間ではありませんが、非常に心地よい空間という印象。

今回は、運転する機会はありませんでしたので、いつもセンチュリーに乗っているドライバーさんに伺うと(新型は試乗日が初めて)、乗り心地は先代の方がソフト、動力性能は新型の方がかなり上だそうです。

それでも極上な乗り味なのには間違いなく、新型センチュリーが履くブリヂストン・レグノGR001には、路面からの入力を低減する路面からの入力を低減する専用のピンサイプ技術を採用。写真でも分かるように、小さな穴が空けられています。

ほとんど後席には音や振動が伝わってこないものの、モーターとエンジンの両方が仕事をする領域だとかなり力強い加速感を後席でも察することができました。

(文/塚田勝弘 写真/井上 誠)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる