OPT300ZX耐久レース仕様の「遅さの秘密」を探ってみた・その7【OPTION 1985年7月号より】

ザ・ライバル

OPT300ZXの気になるライバルは、まずショップワークスカーでチャレンジしてきたビルドファクトリーZ。予選時のベストラップは1分42秒85を叩き出したが、決勝ではドライバーの欠場のため惜しくも断念。しかし、初参加だけにまだまだタイムは縮まりそうだ。

もう1台は、常勝のトラスト・セリカ。ベンチテストで調子が悪く、2.2Lから2Lに変更しての出場。予選では1分39秒79、決勝では安定した走りをみせ総合9位、クラス優勝。第2戦では2.2Lで出場する予定。ちなみに、この時のラップは36秒台というから恐ろしい存在だ。

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耐久性重視、ストリートカ-仕様重視で挑んだOPT300ZXでしたが、その意地のコンセプトにも限界が・・・。しかし、走り切ったことには大拍手です! 次回は各パーツ部門ごとの詳細アレコレをお届けします。

[OPTION 1985年7月号より]

(Play Back The OPTION by 永光やすの)

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この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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