「キャンピングカーで生活している」と聞いて、どんな暮らしぶりを想像するでしょうか。相当なワイルド・ライフ? いえいえ、そんな事はありません。堅実に、ご家庭と同じような備えもしてあります。
キャンピングカー生活だからこその備えといえば、乗用車に必須な三角停止表示板や発炎筒、消化器もあります。しかし、いざ使用しようとした時に壊れていた、なんてこともありえます。いつもお世話になっているキャンピングカー仲間さんとそんな話になって、ダルマジャッキを出してみたら動かなかったことがありました。たまには動作確認してみることも大事ですね。
【工具類】
自分では大した事はできないけど、必要最低限の基本的な工具、電球やヒューズなどは持っています。我が家(Rocky21)はアメ車なのでインチ対応のレンチや、特殊な四角穴ビットも各サイズ揃えています。
数年前、オイル交換の際に作業員さんが無理にひねってドレンボルトがなめってしまった事がありました。それを伝えられないまま、次のオイル交換時に発覚。引っかからないので開けられない、という事態に。そこで作業員さんが考えたのが、ボルトのアタマを工具で削るという荒技! なんとか 無事に開ける事ができて、オイル交換することができました。臨機応変に対応していただいて、ありがたかったです。
【置き薬】
自分の体質において欠かせない胃腸薬、葛根湯、そして定番の解熱剤、虫さされのかゆみ止め、絆創膏など一般的なものを揃えています。念のための下痢止めや酔い止め(遊覧船などに乗る前に)、傷パットや包帯なども。冷えピタは虫さされの腫れを抑えるのにも重宝します!
【非常食】
災害時の備え…というだけでなく、場所があまりにもローカルなためスーパー/コンビニが見つからないという事態にはよく見舞われます。そんな時のために、袋ラーメンと冷凍うどん、レトルトのカレー、ゼリー飲料を常備しています。
非常食の代表と言えば缶詰ですが、味が濃くて個人的にはあまり好きではありません。乾麺も便利なのですが、キャンピングカー生活では茹で汁(およびスープの残り)を捨てるのが大変なので、滅多に作りません。ラーメンスープも飲み干せないので、たいてい炒め野菜など次の料理の調味料にしちゃいます。
ちなみに【携帯トイレ】も積んでいます。そもそもは登山用に購入したのですが、キャンピングカー生活においても非常用に役立つと思い、2つ常備しています。何が起るか予測できないですからね。
(松本しう周己)