室屋選手、初開催カンヌで新兵器を投入。大接戦の模様を呈したラウンドの結果は?[レッドブルエアレース2018・フランス]

4月21日〜22日にレッドブルエアレースが開催されたのはフランス・カンヌ。あの映画祭でお馴染みのコート・ダジュールのリゾート地。映画祭のレッドカーペットが設けられる「パレ・デ・フェスティバル」向かいのヨットハーバー(港)が舞台。

設定されたコースは、スラローム-大きな横のターン-スラローム-垂直ターン(今回は垂直と姿勢をとるルール)-90度捻って2周目というレイアウト。飛行機は沖から海岸に向かって来て、ゴールすると沖に引き上げていく。

今回、室屋選手は新型エンジンカウリングを装着。開幕前に公開した絞り込んだ風の写真はダミーだった模様で、外見は一見くびれの少ないダルな印象。冷却用の吸気口を拡げているがシリンダーヘッド周辺の整流(抜き)を意識したカウリングの様だ。

また、上部だけを取り外せるようにして整備性を向上させている模様。さらに、新たなウイングチップを投入した。上向きに反っているが、ウイングレットと云うほど屹立していない仕様だ。

予選トップは前戦のウイナー・グーリアン選手。57.073のタイムをマークした際、スラロームのラインが他の選手と違ったようで、室屋選手もここを警戒するコメントをしていた。

予選結果は以下の通りとなった。

順位 Pilot 国 Run Time
1 マイケル・グーリアン USA 00:57.1
2 カービー・チャンブリス USA  0:57.189
3 マット・ホール AUS  0:57.194
4  マティアス・ドルダラー GER  0:57.396
5 ミカ・ブラジョー FRA 00:57.5
6 室屋 義秀 JPN 00:57.5
7 ファン・ベラルデ ESP 00:57.7
8 ペトル・コプシュテイン CZE 00:57.8
9 ピート・マクロード CAN 00:58.2
10 クリスチャン・ボルトン CHI 00:58.8
11  二コラ・イワノフ FRA 00:58.8
12  フランソワ・ル・ボット  FRA 00:59.1
13  マルティン・ソンカ CZE  DNF
14  ベン・マーフィー GBR DNF

トップのグーリアン選手と6位の室屋選手のタイム差は0.37秒。8位のコプシュテイン選手迄は1秒以内という僅差。DNFとなった2名以外の全員が2秒以内という超接近戦である。4年前の日本初開催の頃のユルいタイム差は完全に過去の話だ。

室屋選手は6位。予選ではフリープラクティスでペナルティを受けたターンでは0.2秒程マージンを持たせて飛んだとの事で、0.4秒短縮すればトップが射程圏内に入る。今回も上位入賞の期待が膨らむ。

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