キャンピングカーにおけるLPG問題・暖房をガスにするメリット/デメリット【車中泊女子のキャンピングカー生活】

前回は、キャンピングカーにおけるLPガス問題、ガスコンロと冷蔵庫について考察しました。引き続きLPガスに関する話題、今回は「暖房」についてです。

暖房はガスよりもガソリンや軽油を燃料とするFFヒーターを搭載しているキャンピングカーの方が多いのではないでしょうか。ベース車両の燃料タンクと共用していれば、いちいち燃料を給油する手間も省けます(タンクが空になるのを防ぐため、残量が少なくなると供給がストップする仕組みになっています)。

筆者の我が家・Rocky21の暖房はガス方式で、LPガスの残量が気になる時はカセットガスヒーターを使用しています。追加の防寒対策としては車載用シートヒーターを車内で使用するとか、シンプルに湯たんぽを足元に入れたりしています。

この冬は、ほとんどガスヒーターを使わずに過ごしてみましたが(熊本に滞在)、当然ながらパワーがまるで違うのでカセットガスヒーターではスイッチを切ったとたんに寒いと感じました。車内空間の広さも、この時ばかりはあだになりました…。

ちなみに筆者が使用しているカセットガスヒーターは、ボンベ1本で3時間〜3時間半ほど使用できます。火力調整できるもの、調理に使えるよう角度を変えられるものなど色んなタイプがあるので興味のある方は調べてみてください。ただし、車内空間が狭い場合は絶対に使用しないでください。

もうひとつの暖房手段としてエンジンをかけるという手もありますが、アイドリングストップなどTPOをわきまえるべきですからスマートではありませんね。もちろん予算があれば、ガソリンや軽油を燃料とするヒーターに取り替えることは可能です。

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
続きを見る
閉じる