車種問わず誰でも参加OK!今ドキDRAG計測会「トラゼロ」を観戦してきた【Play Back the OPTION Spin off】

「以前はドリフトをやっていましたが、採点方法に???って思い、DRAGに転向しました。10秒チョイの一発勝負! 勝敗がハッキリしているっていうのがDRAGの楽しいトコロです!」と、この日は観戦(ブロー中(涙))していたシルビアDRAG女子、福田久美子ちゃん(AJITO)が言うように、DRAGの魅力は一発勝負のソレなんです。

本格的にDRAGに挑戦しているエントラントにとって、勝負に勝つにはやはり、セッティングやドライバーの練習も必要。西日本にはセントラルサーキットやオートポリスなど、北海道には十勝スピードウェイや飛行場(航空公園など。が、現在は使用不可の場所が多い)で1/4マイルをキッチリ走れる場所があります。が、東日本には年1ほどのイベントでしか使えない富士スピードウェイくらい…。コレ、大問題なのです。

日本で唯一、世界公認だった仙台ハイランドDRAGレースウェイは、2011.3.11東日本大震災により甚大なる被害を受け、しかし、全国のDRAG関係者の寄付やボランティアにより2013年に復活を遂げたものの、まさか!の仙台ハイランド自体の業務撤退によりコースが消滅。東日本地域にイベント外のスポーツ走行枠でDRAGを走れる場所が無くなってしまったのです(この悲痛な顛末はJDDA(日本ドラッグレースドライバー協会)仙台ハイランド復興報告ページをご覧ください)。

今回のトラゼロでも、セッティングや練習ができず無テストで臨み、タイムアップどころかトラブルからリタイアとなってしまったエントラントも…。これでは、日本のDRAG界は衰退してしまいます。

そこで!です。

「日本のDRAGレース発展のために、アメリカンモータースポーツを推奨するもてぎサーキットさん! あと100m延ばしてDRAG専用コース、作っていただけませんか!?」

切なる思いが、もてぎサーキットへ届きますように。広大な平地をお持ちの大地主様も大募集中です!!!

【Play Back The OPTION  Spin off】by 永光やすの

【関連リンク】(取材協力)

株式会社トラスト
http://www.trust-power.com/

AMKREAD関東甲信越支部
http://amkread-kanto.net/

ガレージザウルス
http://www.g-saurus.jp/

レーシングガレージBLACK LINE
http://www.blackline-racing.com/

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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