【新型レクサス LS500h・LS500試乗】衝突を自動ステアリングで回避する安全性と圧倒的な高級感が魅力

新型には先述の通り、純内燃機関モデルであるLS500が存在します。これはバンパーモールにマフラー用開口部が誇らしげに2つ開いているのが外観の大きな特徴です(ちなみにハイブリッドモデルにはマフラー用出口は開いていません)。

搭載されるのは新開発のV6 3.5Lツインターボエンジン。単純にブロックを新設計したというだけでなく、高速燃焼技術および高効率ターボチャージャー採用によって飛躍的に機関としての効率を高めた内容となっています。

この新設計ツインターボユニットは1600rpmで600Nmという鬼のようなトルクを発揮して、そのまま4800rpmまで維持します(最高出力は422ps/6000rpmとなっています)。試乗してみると電子制御10速ATが低くリズムを刻むように変速し、常に野太いトルクで走らせます。その乗り味は豪快で非常に愉快なものでした。

LS500のパワーは魅力的ですが、一方でLS500hの澄んだ音色も捨てがたい。新型レクサスLSはハイブリッドもターボモデルも、とにかく運転が楽しいとことが特徴のモデルでした。

(文・動画:ウナ丼/写真:前田惠介)

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ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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